0102
2003-10-27
コンタクト
電波天文学者のエリーは、恒星ヴェガ付近から
地球に向けて発せられた電波信号をキャッチ。
なんだか地球外に生命体がいる証拠になりそう。

よくわからない電波をよくわからない手段で解読してみると、
それは宇宙間移動装置の設計図。
それを使って知的生命体と接触を図るけれど……
とまあ、そんな話なのですが。

前半の、宇宙からの電波を受けるまではよかったです。
でもそのあと実際に作って宇宙へ行くくだりから、
なんだか安っぽくなりました。

結局運とかひょんなこととかによって、
主役が装置に乗ることになるのもお約束。
けど、この装置が莫大なお金をかけたと言うわりには
なんの実験もしていないのです。

普通これだけお金をかけたら、人形実験、動物実験を
するはずです。
そうすれば強力な磁場や電磁波が発生することもわかり、
デジタル式の記録媒体ではなくアナログ式の記録媒体を
持っていけばいいこともわかるはずです。
なのにそんなこともまるでなし。

あの装置が移動装置であることはかかれていますが、
それは向こうの同じ装置に転送するものなのかも
まったく書かれません。
そしてなにか宗教色っぽいものをにじませて終わり。

微妙でした。