0182
2004-02-23
ワイルド シングス
Wild Things
女子高生Aは進路指導教師にレイプされたと訴えます。
裁判沙汰になり、進路指導教師は弁護士を雇います。
捜査の警察官は女子高生Aの同級生、
女子高生Bもかつて進路指導教師に
レイプされたことをつかみます。

でも裁判で女子高生Bは自分のレイプも、
女子高生Aのレイプもうそだったと言い、
女子高生Aは進路指導教師から名誉毀損などで
訴えられることを防ぐため、
示談金として850万ドルを払うことになります。

実は進路指導教師と女子高生A・女子高生Bは、
お金持ちの女子高生Aの母からお金をとる作戦だったのです。
警察官は三人が共犯ではないかと疑っています。

そのうち、女子高生Bが進路指導教師に殺されます。
でもそれに女子高生Aが絡んでいると警察官は疑い、
撃ち殺してしまいます。
そして警察官は首に。

実はその首は警察官の狙い。
進路指導教師と警察官もグルで、
分け前を増やすために殺したのでした。

となるとさらに邪魔になるのがおたがい。
二人でヨットにいる間に、
進路指導教師が警察官を殺そうとします。
でも逆に殺されかけたのは進路指導教師。
それを助ける、死んだはずの女子高生B。

でも女子高生Bは進路指導教師に毒を飲ませて殺します。
一人陸に戻る女子高生Bは、最初の進路指導教師の弁護士から、
進路指導教師が受け取るはずのお金を受け取るのでした。


……というようなお話です。

観客をだますことだけに特化した描写が多すぎるため、
見終わったあとにだまされたという感じを持ちました。
たとえば何も知らないように捜査している警察官も、
何も知らないということはないのに、
描き方は何も知らない様子です。

結局は女子高生Aの母親からお金を巻き上げる、という
目的で出演者みんながグルになっていて、
あとはそのお金をめぐってだましあい、
殺しあっていただけです。

二度と見たくない、くだらない映画でした。