0337
2004-07-21
ダーティハリー
主役ははみだしものの刑事です。

ある日、女性が狙撃されて殺される事件が起こります。
暗殺者による警察への恐喝事件のようです。

別の日、少年が狙撃されます。同じ犯人です。

別の日、張り込んでいたら犯人が来たので
打ち合いになります。けれど逃げられます。

別の日、犯人は女性を誘拐します。
主役は犯人の要求に従って金を届けます。
犯人と接触するといたぶられます。
格闘していると相棒も駆けつけます。
相棒が撃たれます。

別の日、医者から連絡があります。犯人が来たそうです。
犯人の正体がわかります。
運動場のパンフレット売りのようです。

主役は犯人を見つけて追います。
つかまえて、誘拐した女性のことを訊きますが
犯人は言いません。
その後、女性の死体が見つかります。

犯人、自分から他人に殴られて病院にいきます。
主役に殴られたとマスコミにうそをいい、
マスコミは信じます。

犯人はバスをハイジャックして逃げます。
主役はバスに飛び乗ります。

バスは工場に入ります。
主役と犯人は追いつ追われつ撃ち合います。
最後には主役が撃ち殺します。

主役は警察手帳からバッジを捨てます。


……というようなお話です。

見たことのある映画ですが、今見るといろいろと粗を感じました。

まずは、いままで数々の事件を解決して、
ダーティハリーなんて呼ばれてるのに、
今回が初めてのように社会への不満をぶちまけます。
……あれくらいの犯人ならもっといたのではないでしょうか。

次に、身代金の受け渡しがお粗末です。
あそこまでできるなら、はじめから銃を持っておいて、
相手が出てきたらズドンと一発でかたがつくのに
それもせずぐだぐだするのは納得がいきません。

さらには犯人を追い詰めてからも、
足に撃ってそれで終わりじゃなくて、
吐くまでいためつけたのちに殺してしまえばよかったのに
中途半端にダーティーで、つめが甘い印象でした。

汚くいくならもっとすがすがしく暴力を使ってほしかったです。

でも面白く見られる感じの映画ではありました。