主役はイギリスのスパイです。
味方でない国のスパイを殺し、ついでにお金儲けをするため、
ロシアの悪者組織は、暗号解読器を主役たちに盗ませたあと
殺して元の持ち主に売りつける計画を立てます。
ヒロインはロシアのスパイですが、悪者組織にだまされて、
今回は悪者組織の仕事をさせられます。
主役たちは暗号解読器を盗み出し、列車に乗って国境を越えて
逃げようとしますが、列車の中で仲間が殺されます。
その応援にやってきたのは、仲間のスパイと見せかけて
実は悪者組織のメンバーでした。
殺されかけますが、秘密道具のトランクを使い、
逆転して逃げ出します。
車で逃げている最中にヘリで襲われますがライフルで撃退し、
ホテルに避難します。
ホテルには悪者組織の一員が来て、
暗号解読器を奪われそうになりますが、
一緒にいたヒロインが邪魔できたので奪われずに済みました。
そして二人はうまく逃げ延びることができました。
……というようなお話です。
取り立てて見所はありませんでしたが、
退屈はせずに見ていられました。
敵側が、主役を殺す前にべらべらと内容をしゃべります。
主役がどうにか倒したあとは、
ヒロインは実はだまされていたのだと伝えればよかったのに、
伝えないせいで最後にどたばたが起こります。
ヒロインは主役を愛しているとずっと言っていたのですが、
てっきりスパイの方便かと思いきや本当だったようで、
なんだかスパイとしてすごく微妙な気がしました。
いろいろ微妙な点はありました。
全体として見ると、どちらかといえば
おもしろく見られる方向の映画でした。