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2012-12-05
ルール
URBAN LEGEND
1998年 アメリカ
主役は大学生の女性です。
高校生のときに友人とドライブに行ったら、
友人が都市伝説になぞらえて夜に無灯火で走り、
パッシングで注意してきた相手を車で追いまわしました。
相手は逃げようとして事故を起こして死にました。
その、死んだ男と結婚を考えていた女性が
主役を都市伝説に見立てて殺そうとする話です。

ある日、主役の周りで人が死にます。
死に様は都市伝説のようです。
主役は理由を知りません。

主役の周りが次々死んで、周りに言いますが相手にされません。
それでもさらに死んでいきます。

主役と、新聞部の男は調べるうちに親しくなっていきます。
都市伝説を教える教授が犯人かと思いますが、
それは真犯人がそう見えるようにしくんだだけでした。
そのうち、周りの誰もが怪しく見え始めます。
プールで殺されかけた友人を助けようとしますが、
殺されかけたように見えたのは気のせいでした。

大学のお祭りの日、自分も殺されそうになるので逃げます。
犬が電子レンジにかけられて殺されたりしています。
犯人は追ってきます。

一緒に逃げて殺されそうな友達を助けに行くと、
それが真犯人でした。
主役は真実をここで知ります。

新聞部の友人が助けに来てくれます。
真犯人を倒したと思ったら生きていました。
さらに橋から落として殺します。

数年後。殺したと思った真犯人は生きていました。
真犯人が起こした、都市伝説に見立てた連続殺人も、
都市伝説になっていました。


……というようなお話です。

なぜ主役の周りに連続殺人が起きていくのかと思いましたが、
かつて主役の友人が起こした事故が原因で
人間が起こしていたとわかったときにはがっかりしました。
個人的には新聞部の男が、事故で死んだ人間の兄かなにか
かもしれないと思って見ていたので、結局は事故と関係する人間
という予想のつく展開で残念でした。

向こうでは有名な都市伝説かもしれませんが、
わたしは知らなかったので、『ああ、あの伝説の殺しが』と
いうような見方はできませんでした。

中盤までは、何が殺しを行っているかわからない、
ホラーやスリラーの類ですが、
終盤になって犯人も動機もわかると、
襲ってくる犯人から逃げる、アクションものになってしまうのが
残念でした。

せっかく中盤まではじわりとした怖さで迫っているのですから、
最後までその調子でいってもらいたかったと思います。

全体としては意外とおもしろく見られる映画でした。