0822
2006-09-02
殺したくてたまらない
郊外に居酒屋を立てた男が日々の売り上げを眺めて
首をかしげた。
「なぜこうも人が入らないんだろう?
店の間取りも雰囲気もよく考えて作ってあるし、
酒もうまいものだけ、種類もそろえた。
料理も自信はあるし、値段だってぎりぎりまで押さえてるのに」
男は悩み、悩んで――そして、ひらめいた。
「そうだ! 広い駐車場も用意しよう!」