0039
2001-10-??
タイタニック
タイタンは巨人の意味。タイタニックはかつて沈んだ、
有名な豪華客船です。

かつて沈んだタイタニックのサルベージをしている人々。
ベッドルームから金庫発見。
喜んで持ち帰ると、中身は札束。……それと、絵。
絵にはダイヤのネックレスをかけた女性が写っていました。
実はそのダイヤを探すサルベージ船だったのでした。

その絵がテレビで流れると、
絵の女性のおばあちゃんから電話がきます。
この人が主役で、その回想として話が進んでいきます。
過去の準主役が、絵描きの男。
タイタニックの乗船券をポーカーで手に入れます。

タイタニックは出航し、その夜。いいところのお嬢様だった
主役は、自分の人生に嫌気がさして
飛び込み自殺しようとするけど、準主役に言いくるめられて
助かります。けれど、それを、
準主役が主役を襲っていたと誤解されます。
身分が違うせいです。

すぐ誤解が解けて、主役の婚約者からディナーに招待されます。
ヒロインと仲良くなっていくけど、主役は上流階級ゆえに
準主役の男性は周りからいやみを言われたりします。
主役の婚約者の男は準主役が気に入らなくて、
なんとか男を排除しようとします。

そこで氷山に船がぶつかります。
主役と準が例の絵を描き、よろしくやったあとで、
男は自分でダイヤを隠しておきながら、盗まれたといいます。
準主役は盗みの容疑で船室に閉じ込められます。

そのうち、水がだいぶあふれてきます。
そこへ主役の女性は戻り、工夫して消火用の斧で手錠を切って、
準主役を助けます。
でも、出口は水でふさがれて。……けれど、なんとか脱出。

甲板は大混乱。脱出船を捜します。
探して、主役だけ乗せようとします。
またあらわれる婚約者。
主役を乗せることに、婚約者の男も賛成で
なんとか乗せるけれど、主役は船に戻ります。
婚約者の男は大怒り。すったもんだで最後まで苦しめられます。

男は嫉妬で準主役を殺そうとします。
男が主役にかけてやったコートには、例のダイヤ。
でも、なんとか逃げると、水びたしの中にこどもが。
助けに向かいます。

たすけたものの、その子の親父がすごい剣幕。
そのとき、鉄砲水のように出た水に飲まれます。
脱出しようとしたけど、柵に阻まれることに。
乗務員にあけてくれるように頼みます。
乗務員、ためらうけど、開けようとします。
でもかぎを落としてしまい、あきらめていきます。

準主役はそれを拾って、開けます。
いっぽう、婚約者の男はそこらで拾ったどもをダシに、
救命ボートに乗ります。

一方、また戻って、主役たち。
ふと会った設計者は逃げないといって、
救命胴衣を主役にわたします。
甲板では音楽隊が逃げずに演奏をしています。
その他もあきらめた人は静かに死を迎えようとしているのです。

主役たちは準主役の機転で甲板へ出て、沈むのに逆らって上へ
上へとのぼっていきます。
なんとか最後まで残ることに成功。

船は直角に沈んでいきます。
救命胴衣を着けていない準も沈んでいった……と思ったら、
浮かんできます。

準は主役を浮遊物の上に乗せます。
自分ものろうとしますが、ひとり分しか支えられないので断念。
つかまっているだけ。……寒いです。

救命ボートが戻ってくるから待とうと言うけど、
どれも戻りたがりません。戻ろうとするボートもありましたが。
そのあいだにも、寒さで次々死んでいきます。
準主役が危なくなってきて、話す言葉も
だんだんお別れの言葉っぽくなっていきます。

そのうちにボートが来るけど、みんな凍って死んでいます。
主役は気づいて、男を呼ぶけど、死んでいました。
主役もあきらめるところで思いとどまり、
つないだ準主役の手を引き剥がします。
呼ぼうとするけど声がでません。
そこで、泳いで隣で死んでる乗組員の元へ。
その乗組員が持っている笛を吹きます。

助かって、救命ボートの上。
そして、大きな船の上。あの婚約者が見に来るけど、
気づかれないで行ってしまいました。

その後、男は株の暴落で自殺したそう。
主役は準主役の苗字を名乗るようになりました。
その後、女優として活躍したそうです。

現在視点。
話を聞いて、サルベージ主任の男はダイヤを見つけることの
意味を失いました。
夜、主役、持っていたダイヤをひっそり海に投げ込みました。
ダイヤはタイタニックの元へ。

そして主役のおばあさんは死に、
タイタニックの元へと魂は行き、
そこでかれと会うのでした。
そこにはその他の乗組員の魂もいっぱいいました。