0071
2002-03-??
グース
FLY AWAY HOME
夜の道路を走る車。事故を起こして道の外へ。
ひっくり返って動かなくなります。

病院。気づく女の子。主役です。
パパ(準主役)が話します。ママは死んだ、と。

一か月後。カナダ。オンタリオ州。
家に行くと、動物を模した木彫りの人形などが
いっぱいあります。そのほかも散らかり放題。
元通りの部屋にするというパパに、
元なんて知らないという主役。
キスして出て行くパパ。

主役が朝起きて外を見ると、
双翼式飛行機をかぶるようにして持っている父。
走って飛び立つハンググライダー。娘はそれを家の中で
追っていきます。外へも見に行きます。
パパ着地。こけます。
娘に気づいて歓声あげると娘は急いで家の中へ。

夜? パパは鉄の彫刻しています。
パパが空を飛べると言うと、さめた返事をする娘。
そういう親子関係。長い間別居のため。

付きの着陸船のレプリカを昔作っているときに
嫁は娘をつれて出て行ったらしいです。
ちょっと打ち解けて話していると女性が来ます。
パパは友達のスーザンだと言います。
冷たい態度で部屋に逃げる娘。
女性、焦げ臭いと言います。さっき作っていたご飯が
焦げていました。

外の風景。自然を映します。
そこにトラックなどが来て壊し始めます。

一方、家。穏やかな眠り。娘が外を見るとグースたちが
飛んでいます。パパは下着で飛び出していきます。
自然破壊をしている業者に違法だと叫びます。
娘に、環境破壊するやつらだと説明します。

娘、学校行きたくないといいます。
倒された木の上でたそがれていると、
その下にグースの卵を発見。家に持ち帰ります。
仕事場からライトを持ってきてあたためようとします。
気づくと家に変なおじさんが。
パパのおじさんだと言います。学校行かされます。

何日かあと、帰るとたまごが孵化しているシーン。
パパたちが出かけて、夜、おじさんはプロレスを見ています。
娘はこっそり外へ。孵化しているのを発見します。
パパたち帰ってきて、娘がいないのに気づいて探します。
おじさんはテレビを見ながら寝ていたようです。
小屋の中では娘が寝ています。

パパたち、寝ている娘を発見。
寝かしておこうとすると起きます。
飼ってもいいかと訊く娘。
場面転換。家の中で飼うのは無理というパパ。
けれど娘を学校に行かせるのと交換で引き受けます。

場面は市役所かどこか。グース(雁)の子が大変と言います。
そこでいろいろ話してくれる職員。
家に来て見てくれると言います。

時間経過。育っていくグース。グースは生きる力が強くて、
追われた親鳥が変なところに住み着いて困ると言う職員。
931条例があると言います。
羽をちょっと切って飛べなくするとか。
やって見せようとすると、怒る主役。
パパもさっさと帰るようにします。

娘は風呂場に閉じこもり、そこで寝ます。
パパは娘がここにいたくないんだと言います。

パパの仕事中、別の男が来ます。グライダー仲間。
一休みすることに。
娘はおふろに入っています。ボディソープか何かの
出し口を押すと、液が目に入って叫びます。
パパはバスルームのドアを破って入ります。
さらに叫ぶ娘。

女性が来てなだめます。
騒ぐ娘に、女性は友達になろうといいます。
そのためのお風呂シーン。騒ぎ方はオーバーで
わざとらしさを感じます。

グースたちと遊ぶ娘。すべてのグースの名前を知っている娘。
おじさんと話しています。
いつも歩きが遅いグースの名前を訊かれたら、まだ名無し。
そこで、おじさんのアイデアを元に、それに名前をつけます。

グライダーに動力をつけて飛びます。
パパ、飛行機にグースはついてくるかもと言います。
娘は、渡りの季節には納屋に入れておくのだと言います。
でもパパは、鳥は南に行きたがるのだと説得します。

娘は、グースたちはパパにはついていかないと言います。
ならば手伝ってとパパは言います。
そしてパパについていかせることに成功します。

時間経過。飛行機について飛ばせる試みの一回目は失敗。
それを脇で見ている市役所職員。悪者の雰囲気です。
何度やっても失敗。そこで娘がこっそりグライダーを動かすと
ついてきます。けれど操縦の仕方がわからずに、
娘は策に激突。
あわてるパパ。娘はだいじょうぶでしたが、パパは泣いています。

パパはもうひとつ飛行機を作って娘と飛んだらどうかと
女性と話しています。女性は文句言うけれど、
ちょうど聞いていた娘はいいと言います。
パパは娘用のは操作が簡単なのがいいので、
いくらお金がかかってもいいから、とおじさんに設計を依頼。

いろいろ時間が経ちます。探索機のレプリカも売りました。
そしてできたグライダーをパパと練習。

一人で初飛行。その前に、若い男のほうが
娘には生まれつきの才能があるなどと言ってみます。
パパはあとから行く、と言います。
鳥たち、勝手に作を開けて飛び出しました。

パパたちは娘に呼びかけますが、
無線のプラグが外れているので聞こえません。
一緒に飛び、パパは近くに来て、
プラグが抜けているのを教えます。
挿す娘。聞こえます。そこで、教えられて
グースと一緒に飛んでいるのに気づいたのでした。
その後、職員が来ます。突き放す娘。帰っていく職員。

おじさんとパパは飛行計画を練るとかで話します。
おじさんが計画を立てると言います。
知り合いの教授が鳥類研究をしているから、と。

そこでおじさんは教授に会いに行きます。
と、教授はここのところ開発がすすんで、
ある沼地が11月1日までに渡り鳥が一羽も来ないと
つぶされてしまうと言います。

そのため、おじさんはそこを到着地にしたいと思います。
帰っておじさんはそこにするようにすすめます。
そしてそこに決め、出発日は10月22日にすることに
決めました。

グースたちと飛ぶ練習。4時間は飛び続けるくらいに
練習です。一羽飛ばないのがいます。
声を無線機で聞かせると飛び立ちます。
それが飛行機に激突して落ちていきます。
あわてる娘を落ち着けさせるパパ。
それを探している間に、家のグースは市役所職員に
捕まえられていました。

それはなんとかするとして、出発するパパと娘。
おじさんは市役所に言って、嘘を並べ立てて職員を連れ出します。
その間に若い方の男がかごを壊してグースを空に放ちます。

予定から4日遅れているそう。
しかも飛行計画も提出していないとか、全部が非公式で
しかも法律違反もすでにしているとパパは娘に言います。
娘は飛んできたグースたちをつれて、
自分の学校のそばを通って南へ向かいます。

湖を飛んでいるところでレーダーにつかまります。
緊急体制に入る基地。父親のパラグライダーは煙を
出し始めます。
その基地に着陸しようとしますが、基地のほうでは
スクランブルがかかっていました。
戦闘機に乗ったパイロットが、飛んでいるのはグースだと
目視します。解ける緊張。

パパたち何とか着陸。保安部隊が来てみんな捕まります。
陸のほうのおじさんは検問でひっかかるものの、
いろいろ適当に言ってごまかします。

一方主役ら。基地は空軍基地だったらしいです。
ひどく怒られている主役たち。
と、その司令官に笑顔が。
アメリカチックにジョークにしました。

記念撮影。それがテレビで放映されます。
そして飛び続けるうち、野生の群れとグースが合流しかけます。
そこでは鉄砲を撃っています。
娘はグースの前に出て連れ戻そうとします。
娘はグースをかばってハンターの前をグライダーで飛びます。
そのあと着地。

土地の持ち主には密猟者と勘違いされて撃たれそうに
なりますが、その人はテレビで娘のことを知っていたので
助かりました。ご飯をもらって泊めてもらいました。
その夜、パパは離婚のわけを話します。

出発。霧になります。ナビも電池がなくて使えないとか。
気づいたらビル街に入っていて大慌て。
でも、市民に応援されます。

目的地では開発業者と団体がにらみ合い。
さらに飛ぶと、パパは突然の機体のトラブルで墜落。
連絡を取ろうと下を呼ぶけれど、下はさっき先に行かせたので
連絡がとれません。

墜落。娘も降りてきます。パパ、肩の骨が外れたと言います。
一人で行けとパパ。
一人じゃだめ、と娘。
パパは、ママは一人で出て行ったんだと諭します。
ママはいつもそばにいると励まします。

パパはヒッチハイクで目的地へ。
娘、飛んでいる最中、市民の応援を受けたりします。
教授はブルドーザーの前に座り込みます。
パパは到着し、何かを話そうとします。
娘は一人で飛んでいるのだと言います。
それで主役を待とうという雰囲気になります。

待っているとエンジン音が聞こえだし、そして、来ました。
娘、着陸。降りて女性と抱き合います。
パパやおじさんとも。業者は引き上げて行きます。

ナレーション。次の年には家にグースが帰ってきたと言います。
終わり。