0079
2002-03-??
レッド・オクトーバーを追え!
1984年、11月。ソ連の原子力潜水艦が沈没。
何人かが助けられました。
アメリカ・ロシアの政府はその事件をなかったことにしました。
……しかし、その真相は。

ポリヤルヌイ、ロシア潜水艦基地。
主役の艦長が潜水艦を出航させます。

別場面。レッドオクトーバー潜水艦艦長、ラミナス。
諜報部員らしき人間が、その写真をネタに話しています。
一方、アメリカの潜水艦。レッドオクトーバーの気配を察知。

艦長。艦長が命令書を開ける時間だと言われて、
艦長室に行きます。そこに嫌味な人間が。
個人の利益などたいしたことではないといいます。
その男、艦長の本を読みます。世界の終わりの本。
艦長の奥さんが大切にしていた本のようす。
嫌味な男はKGBだそうです。命令書をとりだそうとします。
金庫は同時に2つの鍵が必要で、
船長とその男で金庫を開けます。
開けた命令書はもう一隻のロシア艦と合流すること、と
書いてありました。
その艦は、主役艦長の知り合いが艦長をやっているようす。
その命令を乗組員に伝えようとする嫌味な男を艦長が殺します。
そしてニセの命令書とすりかえ、元のは燃やしました。

一方、アメリカ海軍造船所。
潜水艦をどこの国の船とでも合体できるようにしています。
準主役の男が、そこの知り合いのチーフに
船の写真解析を頼みます。
レッドオクトーバーの謎の装置は、
すごい推進力を持つ最新式かもということ。

潜水艦。主役が殺した男は事故死に。
もどろうと勧める乗組員に、このまま続行すると告げました。

アメリカ潜水艦の中、主役の船が新しいタイプの潜水艦だと
知ります。主役艦のソナーを避けるため、
相手の水流の真後ろに入って追尾開始。

主役艦。主役の演説。ゲームを始めるといいます。
敵はアメリカで、そのための無音推進システムのテストだとか。
そして、テストとしてさまざまなことがおこるだろうが
がんばろうといいます。
終わったらハバナで骨休めしようと言って士気を高めます。
国家も歌います。

アメリカ潜水艦。主役艦を見失います。
ソナー士、一瞬歌が聞こえた、と言いました。

陸の準主役。主役艦の話をします。
ソ連の潜水艦が全部出撃したようす。
何かの会議中のようです。
準主役はライアンというアメリカ人。
主役艦はすごい潜水艦みたいです。
攻撃艦かと訊かれると、準主役はそうだと答えます。
敵にまわれば非常な脅威だと。

別のロシア艦。あわただしい感じ。
実は主役艦を沈めようとしています。

準主役、会議。
主役が亡命するつもりかもといいます。
ラミナス艦長はこどもがいなく、リトアニア人で、
今日が奥さんの一周忌だから。
お偉いさんに反論され、準は、自分は主役にあったことがあり、
わかるのだといいます。
主役艦のミサイル射程距離にニューヨークが入るのは4日後
それをかみしめて会議は終わります。

ロシア別艦
主役を倒しに行くと宣言
準主役。会議後にお偉いさんから
主役が本当に亡命しようとしたらどうすると訊かれます。
準、潜水艦をつかまえるといいます。
ロシアから返せと言われる前に、技術を調べればいい。
彼らを援助しにいって、真意を確かめるのが大切というと、
将軍から行けと命令されます。

主役艦。主役は政府のお偉いさんの机に、
自分が亡命する旨書いて置いてきたといいます。

アメリカ艦。主役艦のルートを探ったりします。
ソナー士のみ、アレは潜水艦だといいます。
コンピュータは主役艦の音をマグマの活動音だと
報告していたのです。艦長はソナー士を信じます。
そして、追尾に。

主役艦。追尾を振り切るために高速航行開始。
ここがみどころ。
潜水艦には窓がないので、海底地図を元に、
距離と速さを考えて、ストップウォッチを握って進ませます。
主役、速度を上げるよう命令。
航海士に次のカーブまでの時間を計算するように言います。
ぶつかるともちろん沈没。
スピードが速いので、いつかずれが出ると怖がる航海士。
いちおう曲がるけれど、衝撃。

……と、原子炉が故障したとの一報が。内部犯の仕業。
止めろといわれますが、主役は無視。
普通のエンジンでいけ、と言います。

地上。ロシア大使とアメリカとの話し合い。
アメリカの問いに、ロシアは、いなくなった潜水艦の
救助作戦だとすっとぼけます。
アメリカも、共同で救助しようかと
しらじらしく訊きますが断られます。

主役艦。上にロシアの飛行機。
ソナーを落としてきました。
主役艦、デコイをまく準備。
(日本語訳では「おとりの物体」)
そして、飛行機は魚雷を落としました。

主役、全速前進します。カベにむかって一直線に。
どきどきする乗組員。それでもまっすぐ進みます。
ほんとうに危なくなったところで、右に急旋回を命じます。
(これは伏線)
近づいていた魚雷は曲がりきれずにカベにあたります。
主役はそういう作戦を考えていたのでした。

おびえる乗組員に、主役はアレは本気で撃ってきたのではない
となだめます。そして、艦の故障の原因がわかります。
無音推進装置、キャタピラーに仕掛けがありました。
乗員の中に破壊工作員がいるようす。
身内を調べるようにいう主役。
いちおう、キャタピラーが修理されます。
副艦長、亡命したらモンタナで暮らせるかと艦長に訊き、
夢を語る副官。
アメリカでは旅行は自由なのか、書類なしでいいのかと訊くと、
主役はそうだと答えます。

アメリカ艦。
主役艦がたまにくるりと回るので、その都度エンジンを止めます。
後ろについていてエンジンを止めると、
慣性で進んでぶつかることもあるのでどきどきのアメリカ艦。

主役艦。副官が主役に、何が楽しみかと訊きます。
ないと答えます。それでも訊く副官。
主役は、こどもの頃のように釣りでもするかと言います。
海に出ている間に妻が死んだほど
戦争に借り出されていたという主役の言葉。

アメリカ艦(ダラス)。
準が来ることが伝えられます。
準はヘリでアメリカ艦に向かっていました。
燃料がピンチになった頃ようやく見つかり、
準は海に落ちます。ダイバーに助けられて潜水艦の中に到着。

ロシア大統領。主役は反乱して、合衆国に
ミサイルを打ち込むつもりだといいます。
そしてアメリカに撃沈させようとします。

準。ダラス艦の艦長に、主役の真意を訊かれます。
準は、亡命するつもりだと言います。
そこへロシアの嘘が入ります。
準はロシアの嘘を見破り、話します。
主役のことはわかっているというのです。
その証拠に、次の急速旋回の方向をあてて、信じさせます。
(じつははったり)

主役艦。準の船に気づくけど、
魚雷発射管の蓋を開けずに浮上します。

準。浮上。
準は主役だけがこっちを見てることを願って冒険します。
ライトを使ってモールス信号を打ちます。
意味があるならソナー音を一回鳴らしてくれと言うと、
主役が応えます。

次に、準は亡命するつもりなら
途中の深海で会いたいと送ります。
(ここで、さっきの旋回方向が山勘だったことをばらします)
主役が応えて、潜行します。

主役艦。原子炉が壊れたといいます。
放射能汚染の危険があると。
上に出て乗組員は脱出するように命令します。
そこへアメリカ艦が来て、艦長は迎撃に向かいます。
そこへ魚雷が。
じつはアメリカのお芝居。

準、主役艦に向かいます。準にピストルを渡します。
接続ハッチを開けるとロシア人が。喜びます。

準は主役のところに導かれます。挨拶。
主役は魚雷のことなど聞いてないと言いますが、まあよし。
原子炉の故障が嘘だとどうしてわかったか訊ねる主役。
準、口実にはもってこいだと答えます。
そこへロシアの魚雷が来て、分離して逃げます。
主役艦、潜行開始。準にも手伝わせます。
準は、自分はCIAで本を書く人間で
こんなことしたことないと言いました。

主役は魚雷につっこんでいきます。
自殺行為だとだれもが思いますが、魚雷は命中しません。
魚雷に向かうことで安全装置が解除される前に
すれちがう作戦だったのです。感心するダラス艦長。

そこへ、主役艦のなかで銃撃が。副官がやられます。
犯人は主役艦のミサイルを爆発させるつもりのようです。
向かう艦長。アメリカの偉いさんが艦長に銃をわたします。
準もついていきます。すぐに主役、撃たれます。
手負いの主役を残し、準が追撃。
相手は壊せばよくて、こちらは計器類を護りながらなので
発砲が制限されて不利。準、銃撃戦をしながら進んでいきます。

アメリカ潜水艦ダラス。魚雷が迫ります。
デコイをまいて水面に飛び出すと、
一本はデコイにあたり、もう一本はまだ生きています。

主役艦。スパイのコックをおいつめて撃ち殺しました。
魚雷の一本が主役の艦に迫ってきました。
ひきつけつつ逃げます。
でも、アメリカ艦の指示で、どこぞの艦に向かってつっこみます。
爆発。主役艦がやられたふうにも見えます。

アメリカ。レッドオクトーバーは壊れて回収不能だといいます。
相手はロシアの大使。
アメリカ大使は、もっと早く言ってくれればちゃんと
救えたかもしれないのに、とすっとぼけてみせます。
実はさっき撃沈したのは、ロシア側の迎撃艦でした。

主役。川をさかのぼって潜水艦を隠します。
そこは準の故郷。祖父がつりを教えてくれたそう。
主役は、海はみんなの望みをかなえてくれる、といいます。
準、ようこそ新大陸へ、と主役に言います。
おわり。