0085
2002-06-??
白い犬とワルツを
なにかのパーティー? 人が踊ったりしています。

ナレーション。この話はナレーションの男の父と
母のラブ話だとか。父は樹木を育てる名人。

1966年。2人の金婚式。今はそのときの回想。
ケーキをとりわけて食べています。いっぱいの孫たち。

夫婦。嫁が死んだら夫は再婚するだろうといいます。
それにジョークでかえす夫(主役、老人)。
夜、2人で話します。

それから7年後。2人の物語に変化が。
白い犬があらわれるようす。
主役のおじいさんは孫をつれてプラムの手入れ。
そこへ準主役のおばあさん登場。むかえに来ました。
しごとやめないからはるばる歩いて来たとか。
そこでみんなで車乗って帰ります。

孫に運転するかと訊くと、孫は免許持っていないと言います。
じつはおじいさんも持ってないそう。家に帰ります。

黒人お手伝いさん。
準に薬も持たずに出かけるなんて無謀だといいます。
じつは主役も薬を持ってでないようす。
嫁に同窓会の手紙が来たそう。一緒に行こうといいます。
いくことを決めます。

夜。テレビ見ながらはなします。
おじいさんは腰痛の薬、おばあさんは心臓の薬が必要で、
おばあさんが取りに行きます。
しばらくするけど戻ってきません。
消音にする主役。見に行きます。倒れている準。
脈と呼吸をとる主役。人工呼吸をするけどダメ。
準をベッドに寝かせて自分は椅子にすわる主役。
息子らが来ます。息子2人、娘1人。
娘は帰るといいます。
息子らは、むかし準の誕生日に歌った歌を
歌ってもいいかと訊きます。歌います。

昼。葬式終わりました。昔話などします。
黒人帰ります。娘たち文句言います。
黒人手伝いさんうるさいと。
また、果樹園にはもう行くなと主役に言います。
主役はいやだといいます。孫が来ます。
主役は寂しいかもしれないけど、
一人でいるのも悪くないと言うのでした。

とっかえひっかえこどもら来ます。
バラがきれいで外に出ると、白い犬がいます。
帰れと言うけど帰りません。
それでもいいかと思うと家の扉の前に。
帰れ、と言ってたけど根負け。食べさせます。

娘来ます。主役は自分の友達である犬を見たかと訊きます。
見なかったという娘。でも外に出るといます。
食事もしています。

時間経過。犬が去ると、孫が来ました。
準とはじめて飼った犬にそっくりだという主役に、
娘はぼけたんじゃないかといいます。
むすめたちはまだ犬を見ていません。
車で走っていても横をついてくる犬。
墓場にお参りに。犬はどこかに行きました。
帰ってくる息子の話をします。

回想。ベトナムから帰ってきた日のこと。
電報ついてないので、いきなり準の前に出て
びっくりさせようと言う主役。
家に帰り、準にひとつだけ願いが叶うとしたら
なにがいいかを訊きます。
準、車がほしいといいます。

主役が別のを促すと、ジェイミー(息子の一人)に
会いたいといいます。そこで登場。
これがナレーションの男。回想おわり。

犬がいます。寄ってきます。

夜。その息子と話します。歩行器を買ってきたとか。
買い物に誘われる主役
行くときはボケたといわれようと
ドッグフードを買うといいます。

次の日。歩行器をちょっと使ってみます。
年をかみしめます。
そして息子が帰ると犬来ます。
歩行器を見せると犬が前足を乗せたので、
主役は楽しんで動かしてみます。
ダンスしているみたいだと喜びます。

食事のさそい。断ります。
腹一杯だというけどほんとはすいています。
そこでビスケット作ろうとします。
なかなか難しく、やまもりいっぱいできてしまいます。
犬にやると食べません。主役、たべようとしてみます。
固くて食べられず。目玉焼きでも作るか、とあきらめます。

娘来て、さびしいだろうといいます。
犬がいると主役が答えるとおびえます。
いる、と主役が言うと、見えないと答えます。

主役、呼んでみせます。犬が来たそうでたわむれます。
でも見えません。と思ったら冗談でした。
おじいさん、娘がうるさくするんで
おっぱらおうとした、といいます。

夜。娘ら、張り込んで犬を見ようとします。
顔に灰でペイントしてまではりこみます。
そこでその娘たちのだんなたちが来ます。ひやかしに。

そして別の日。どこぞのチンピラ息子と話します。
牛泥棒をしたようす。人の果樹園に入るなという主役。
帰るとひどい腰痛。
座ると、準の姿を思い、薬持ってきてなどと思います。
でもどうなるわけでもなく、自分でとりにいきます。
たちあがると、たおれます。

孫。嫌な予感がします。
おじいさんの家を見てみると寝る時間なのに家の電気が。
そして白い犬が家の前にいるのを見ます。
みんなで家に行きます。

病院。おじいさんの夢。回想。
聖書読んでて矛盾をつまみあげると、
おばあさんはそんなの気にするな、とジョークで返します。

病院。関節が化膿していたそう。帰ります。
犬に会う、といいます。人払いして、呼ぶと出てきます。
パンを出すとやってきます。そして歩行器でダンスします。
孫に、犬をつれて旅行にいくといいます。
同窓会に行きます。一緒に行こうという孫を断ります。
池を見たいといいます。
前に見たのは生涯最良の日だと。
車修理に出してたのがなおってきました。

夜。ルートチェック。そして夜に出発。
まちにいくほど周りの車のスピードがはやくなって
クラクションならされたりします。
道のわきにとまる主役。どうやら道を間違えたようす。

夜。家。騒然とする娘ら。ダンナたちは理解あります。
ほっとけといいます。

家。あのお手伝いきます。
前、盗んだ牛をつれていたチンピラになにかされたんじゃ、
という話が出て、FBIの息子ジェイミーは
飛び出していきます。それの家に乗り込んで行きます。

銃を引き抜きます。そして話します。
おやじが大切だというと、チンピラの父親は
息子らが手をだしたらだまっていないと約束します。

主役。適当なところに車を止めます。
朝、起こされます。道を間違えた、と。
犬はいなくなっています。
すごく道を間違えていると教えられます。
家で朝ごはんをもらいました。

機転の利く夫婦はうそをつき、
マディソンに行かなくちゃいけないと言って
案内役を買って出ます。
主役の地図は50年前のものだったようす。
そして出発する段になります。

犬を呼ぶとき、親切夫婦のダンナはそばに行くなと言います。
嫁はそんなのいないといいますが、実際来ます。

家の方。
孫が、親たちが話し合っているのを聞いています。
それでとうとうおじいさんの行方を言ってしまいます。
男たちはそれでちょっと笑います。嫁たちは笑えません。

おじいさんら、ようやく目的地の学校へ。
まわりはいい車ばかり。
そのとき、車から出てくる人間たちを見ます。みんなよぼよぼ。
あんな連中に会いに来たんじゃないと主役。
そして、犬を連れて、池へ。

当時を思い出します。
心の嫁がよみがえり、年寄りのまま話しかけてきます。
プロポーズします。それで、その日の再現。
プロポーズOKします。

主役が、いい年月だったというと、続いてる、という嫁。
毎日いっしょにいると。
気づいてると思ったという準に
主役がオープニングの、嫁の台所道具を使う若い嫁が
来るわけないというと消えていきます。
主役は犬を抱きしめます。

車で向かう息子と孫。
どうして言わなかったかと孫に訊くと、孫はおじいさんは
こども扱いされて嫌だったそうだと答えます。

主役。帰り、道がふたまたになっていました。
どっちがどうだか忘れてたので、適当に行きます。
でもまちがいの方。川は深いけど渡ろうとします。
犬は外に出て、近寄ろうとしません。

ほっぽっていこうとすると、車は真ん中で動かなくなります。
おじいさん、水の中に出て、倒れてしまいます。
かなり深いです。
犬、おじいさんを置いて走り出します。
孫たちの車の前に犬が出てくる
孫たち、車を降りて走り出します。
そして木に引っかかっているおじいさんを見つけて
ひきあげます。

家。医者帰っていきます。
肺炎になるとまずいといいます。
心配する気持ちはわかるけど煩わしいと主役は言います。
ベッドのわきで、孫、本を読み聞かせます。
夕方、娘の一人が来ます。犬、ベッドの上に。
めずらしいことです。

さわっていいかと訊くと、やめといた方がいいといいます。
2人きりには、なれません。
そういうの嫌いだろうから行け、といいます。行く犬。
おじいさん、死期をさとった感じ。

犬、4日もあらわれません。おじいさんなにも訊かないそう。
おじいさん死ぬ気だと孫が言います。
病気をなおすためにがんばろうとしてないと。
おじいさん、ペカンの木が見たいから
連れて出てくれといいます。
そこで、息子と孫と出ていきます。
娘たちに見つかると怒られるから内緒で。

果樹園を見ます。
できればこんな日に埋葬してもらいたいと言います。
うなづく息子。孫はそれを遮ります。

おじいさん、言います。
死は終わりではない、老木は倒れるだけだ、と。
孫の耳の形や果樹園の中、親指のタコの中にいると。
この世の中に本当の終わりはなく、発見だけがある、と
いいます。
一生でいろんな発見をして、さいごにもうひとつ、と言って
あたりを見回します。
おじいさん満足して、帰ろうといいます。
帰って、犬に餌をやったかと訊きます。
でも、姿を消したことを知っているのです。

おじいさん、息子や孫にあの犬は母さんだといいます。
だれかそばにいてくれるからもう姿を消したのだと。
もうすぐ会えるというおじいさん。
あの犬がどこにいるか知りたいかと訊きます。
そして、墓地にいる、といいます。道案内のために。
会いたければ自分が死んだ次の日の朝早く墓地に行けと。
そして、おじいさん死にます。

それまでは犬見なかったけど、2人は言いつけ通り行きました。
そこには犬の足跡が。
終わり。