0092
2003-07-13
レナードの朝
そんな映画を見ました。
しみじみと考えさせられるいい映画でした。
……が。
初めに思ってたのと違って複雑な気分でした。

わたしが見た予告はこんなのです
一人の男性が息急き切って部屋に入ってきて、
別の男性に言います。

「みんなに知らせるんだ。
みんなに話して思い出させるんだ。
いかにすばらしいかをね」
「なんの……すばらしさだ?」
「新聞を見て。どの記事を読んでも暗いだけ。
悪いことばかり。みんな人生がなにかを忘れてる。
生きるすばらしさを忘れてる。
……思い出させてやらなきゃ!
普通に暮らし、普通に生きてることがどんなに尊いか。
……ぼくは知ってる。人生は喜びであり、神の贈りものだって。
自由は得がたく最高にすばらしいって!」
……予告を見たとき、いいセリフだなあと思いました。

そしてわたしの期待では、クリスマスキャロルのように
なにかがあって、ふと人生のしあわせに気付いた男性が
それを回りに伝えようとする、
メキシカンテイストのどたばたコメディーだと
思っていました。

でも実際は、脳炎の患者さんを治す医者の話でした。

意外と面白かったです。