0093
2003-07-13
ディープブルー
スリルと脱出モノの映画です。

なにも考えずにわくわく見られるかと思ったら、違いました。
人がただ追い詰められていくのです。
わたしはむしろ、戦いながら逃げるのだと思っていたので
ちょっと嫌な気分でした。

しかもこのサメ、薬の開発用に脳の体積を
遺伝子操作で増やしたようすなのですが、
そのせいで知能と知性があがってしまい、
研究所の人を襲い始めるのです。
そもそも、なぜ人を襲わなければいけないのか
不満がありました。

結果としては、外海に出るための手段だったという話ですが、
そこまでサメが知能をもった理由がわかりません。
スキナー箱のネズミやハトの学習は、偶然の結果です。
サルにボタンを押させるのは、教えれば学習します。

……でも、サメは?
巣をつついたら人が慌てて、そのせいで基地が壊れれば
外海に出られる、それをどうやって学習したのでしょう。
不明な点が多すぎます。せめて回答を与えて欲しかったです。

微妙な映画でした。