主役1は殺人課の有名刑事。
主役2は消防局の放火捜査員です。
視聴率をとりたいニュースキャスターの男は
主役1の人気を使っていました。
あるとき殺人が起こり、主役1は主役2と
殺人の目撃者をかくまいながら捜査開始しますが
主役1は犯人たちに殺されてしまいました。
ニュースの男は主役1の殺されるビデオを犯人から買い取り、
放送までしてしまいます。
犯人の一人は精神異常を主張して罪を逃れようとしますが、
そこに犯人の片割れが登場し、精神異常はお芝居で
それを証明するビデオもあると言います。
怒った犯人はその片割れを撃ち殺し、
主役2はその犯人を撃ち殺します。
……というようなお話です。
これは、よかったです。
主役級の男性が殺されてしまったのには驚きました。
でもそれがただ意表をつくものでなく、
アメリカの法制度への問題の投げかけるものとして
うまく機能していてよかったです。
見ていてぐっと来るものがありました。
ひとつの犯罪に判決が出ると、それ以降は新たに証拠が出ても
同じ事件での裁判は起こせないという、ダブル・ジョパディー。
それを利用するために犯人は精神異常のふりをするわけですが、
実際にそういうことは起こっているのだと思います。
あれをこのまま法としてのさばらせていいのかという
訴えが伝わってくるようです。
これは、映画! というようななかなかいいお話でした。