0184
2004-02-28
シザーハンズ
両手がはさみの人造人間の話。

彼は一緒に住んでいた老人が死んだことで一人になり、
ふと訊ねてきた化粧品販売の女性の主役につれられ、
彼女の家に行くことになります。

そこで騒動を繰り返しながら、
ハサミ男の準主役は植木のカットや髪のカットに
才能を発揮し、有名になっていきます。
主役の家の娘もひかれはじめ、
その男友達は嫉妬。準主役に金庫破りをそそのかしたせいで
警察沙汰になります。

町の人の態度も変わり、例の男友達のせいで
好意を寄せていた娘も物理的に傷つけてしまい、
準主役はもともと住んでいた、山の上の屋敷に戻ります。
そこでいさかいの末、娘の男友達を殺してしまいます。
さらに魔女狩りのように準主役を殺そうと
やってくる人々を、娘は死んだといって追い返します。

でも実際は生きていて、
ずっと氷の彫刻をしつづけていたのでした。


……というお話です。

見たのは3回目くらいでしょうか。
今回は最初にビデオを止めてしまおうかと思いました。

とにかくおばさんたちが下品です。
勝手に人の家に入るわ、詮索するわと傍若無人。
しかも大筋としては、主人公の彼を
連れてきたこと自体失敗です。

孤児院にしてもなんにしても、
愛を知らないこどもはかわいそうではありません。
もっとも悲惨なのは、
愛を知りながらもそれを与えられない者なのです。

必要なものを全部あたえられもしないのに、
中途半端にあたえて突き放す人間は大嫌いです。
そんな気持ちもあり、見ていてひたすら疲れる映画でした。

悪くはない、といったところです。