舞台はニューヨーク。
古書の目利きの主役は、悪魔研究家として知られた男から
依頼を受け、世界に三冊しかない
悪魔本を探すことになりました。
一冊は手にしたので残りの二冊を手に入れ、
本物かどうかを見極めるのが依頼です。
受けたあとから誰かにつけられるようになる主役。
とりあえずスペインに向かい、本の売主から
秘密は本の中の版画だと言われます。
秘密がわかると悪魔に合えるのだとか。
残り二冊の場所を突き止め訪ねると、版画がどれも違います。
けれどその持ち主が相次いで殺されます。
殺したのは悪魔崇拝者。
主役も殺されかけますが、つけていた謎の女に助けられます。
悪魔崇拝者が秘密の儀式をはじめますが、
主役の雇い主に殺されます。
雇い主も儀式の最中、焼死します。
主役は炎の中で謎の女に会います。
その女は版画に描かれているのとそっくり。
それが秘密らしく、主役は悪魔の扉の前に立つのでした。
……というお話ですが。
なんだか微妙によくわかりませんでした。
集めて開くというのもだからなんなのかもわからないし、
どうして開きたいのかも微妙です。
思わせぶりな設定を並べたらこうなります、
と言った感じでした。
いっそ、これは本をめぐるサスペンスで
殺人の真犯人はだれかを追っていくだけの話にしたほうが
さわやかだったかもしれません。
微妙な映画でした。