0272
2004-05-26
ジャスティス
AND JUSTICE FOR ALL
主役は血気盛んな若い弁護士です。

主役は裁判中に、悪い判事を殴って
裁判所の拘置所に入れられましたがしばらくして出されました。

主役は二つの事件を担当しています。
依頼人が白人のものと、黒人のものです。
白人の事件で、主役は悪い判事とぶつかり合っています。
悪い判事以外の人間も、そこにいるべきでないのがいました。

そのうち、悪い判事が強姦で訴えられると、
悪い判事は主役に弁護を頼んできました。
主役は断ろうとしますが、主役の担当している白人の事件で、
白人を保釈すると言われたので、引き受けます。

けれど、主役の事件の黒人が刑務所に送られて自殺。
白人も刑務所に送られますが、
そのうち人質をとって立てこもります。

現場に行った主役に、依頼人の白人は
自分は無罪だと主張し、看守たちが通常の暴力と
性暴力をふるってくると言います。
主役は憤りますが、警察が白人を撃ち殺します。

白人が死んでは悪い判事を弁護することもないので、
主役は裁判で、弁護をする余地もないと言うのでした。


……というようなお話です。

伝えたいものがあってこの映画を作ったんだという感じは
伝わってくるのですが、もうすこし違う描き方も
あったのではないかと思いました。

見ていると、問題がある司法制度でも
何も変わらないし変える気がないのだと思ってしまって、
自分の社会がいっそうむなしく思えてきました。

意外といい映画でした。