主役は血気盛んな若い弁護士です。
主役は裁判中に、悪い判事を殴って
裁判所の拘置所に入れられましたがしばらくして出されました。
主役は二つの事件を担当しています。
依頼人が白人のものと、黒人のものです。
白人の事件で、主役は悪い判事とぶつかり合っています。
悪い判事以外の人間も、そこにいるべきでないのがいました。
そのうち、悪い判事が強姦で訴えられると、
悪い判事は主役に弁護を頼んできました。
主役は断ろうとしますが、主役の担当している白人の事件で、
白人を保釈すると言われたので、引き受けます。
けれど、主役の事件の黒人が刑務所に送られて自殺。
白人も刑務所に送られますが、
そのうち人質をとって立てこもります。
現場に行った主役に、依頼人の白人は
自分は無罪だと主張し、看守たちが通常の暴力と
性暴力をふるってくると言います。
主役は憤りますが、警察が白人を撃ち殺します。
白人が死んでは悪い判事を弁護することもないので、
主役は裁判で、弁護をする余地もないと言うのでした。
……というようなお話です。
伝えたいものがあってこの映画を作ったんだという感じは
伝わってくるのですが、もうすこし違う描き方も
あったのではないかと思いました。
見ていると、問題がある司法制度でも
何も変わらないし変える気がないのだと思ってしまって、
自分の社会がいっそうむなしく思えてきました。
意外といい映画でした。