0280
2004-06-02
脱出
1972年
4人の男が主役です。

主役たち4人は、ダムでなくなる川を惜しみ、
カヌーで川くだりをしようと出かけます。

川を下って一休みしようとしたところ、
2人の山男が主役2人に銃を突きつけてどこかに連れて行きます。
主役の1人が後を追って山男1人を殺して脱出します。
それを埋め、出発したところ、
主役たちの1人が銃で撃たれて殺されます。
さらにそのことでカヌーは転覆し、1人が怪我を負います。

主役の1人は、残った1人の山男を弓で殺し、
死体に重りをつけて川に沈めます。
そのまま川くだりをし、3人は当初の目的地まで到着します。

主役たちは、仲間が死んだ状況を適当にでっちあげ、
山男たちを殺したことは隠します。
話を聞いた保安官は、自分の義理の兄が山男で
行方不明になっていたので、信じていません。
けれど死体が出てくることを予感して、主役たちを釈放します。

川では死体が浮かび上がってきそうでした。


……というようなお話です。

「えー、そんな話!?」と叫びたくなるような映画でした。

てっきり主役4人のうちの誰かがダム建設に反対していて、
仲間に自然のすばらしさを伝え、ダム工事を中止にさせるために
カヌーの旅を企画したのだと思って見始めたのですが、
話が進むごとにどんどんとわけのわからないものに
なって行きました。

話としては、川くだりをしていたら荒くれものたちが
主役たちを殺そうとしてきたので、
荒くれものの一人をを殺して逃げたところ、
荒くれものはしつこく追ってきます。
主役の一人が殺されたので、荒くれものの残りを殺しました。
というだけのものです。

どう考えてもいきなり襲ってくる荒くれ者が悪いですし、
それよりいきなり襲ってくる意味がわかりません。

映画のジャンルとしては、恐怖モノあたりになるのでしょうか。
全体としてはすごく微妙でした。