0286
2004-06-07
ラストアクションヒーロー
主役は映画好きの少年です。

知り合いが映写技師をやっているさびれた映画館に
いりびたる主役は、ある日新しい映画の試写を許可されます。
そこで主役は、友人の映写技師から
特殊な映画チケットをもらいます。

その映画のヒーローが準主役です。
映画の中で準主役の親戚がマフィアのボスに襲われ、
主役が駆けつけるも死にます。
主役は最後の言葉を聞いて殺し屋たちを追いかけます。

そこで主役の、特殊な映画チケットの効果が発動し、
主役は映画の中に入ってしまいます。

主役と準主役は出会い、準主役は驚きます。
準主役の警察署では、準主役と主役でコンビを組ませます。

映画内容を知っている主役は、準主役を話の先へと
導きます。
悪者の家に行くと、悪者のボスは殺し屋に、
準主役を殺すように言います。

準主役が別れた妻の家に主役を連れて行くと、
悪者が来て主役はチケットを取られてしまいます。
その後、準主役は警官バッジを取り上げられてしまいます。

殺し屋は悪者の親玉を殺し、チケットを使って
現実に出てきます。
さらに別の映画から殺人鬼を呼び出し、
映画の準主役を演じている男を殺してしまおうとします。

主役たちはそれを追い、殺し屋と殺人鬼を倒しますが
準主役が死に掛けます。
現実の世界にいてはひどい怪我で死んでしまうので、
映画館に入るときに使ったチケットの半券を探し、
準主役を映画の中に戻します。
準主役は復活するのでした。


……というようなお話です。

劇中劇の中の登場人物と、映画で役を演じている役者が
出てくる他に、有名な映画の人物が警察署に出てくるといった
おあそびがあって、くすっと笑わせられました。

こどもが主役で、映画の設定を知っているので
得意げにストーリーを飛ばして話を進めようとするにも関わらず
その他の登場人物などのおあそびどころは、
こどもにはわからないと思います。
誰に向けて作っているのかが今ひとつわかりませんでした。

全体で見ると、気楽に最後まで見られたので、
おもしろく見られる感じだったと思います。