主役はかつて有名なバスケットボールチームのコーチでしたが
暴力事件を起こして仕事を干されました。
そんな主役が、十数年ぶりにバスケットボールのコーチの
仕事を得ます。友人が校長をする、田舎の学校での仕事です。
チームは一番うまい選手が抜けて、ほかのメンバーは
やる気がない人間ばかりでした。
けれど、主役は抜けた一番うまい選手が
その後も練習をしているのを見て、会いに行きます。
最初の試合では町民は応援しますが、選手は微妙です。
主役はいろいろためしますが、負けます。
そんな主役に目を留めた人間がいました。
かつて有名プレイヤーだった男はいまは堕落していますが、
主役は自分の補助を頼みます。
町の人々は主役をやめさせるように働きかけますが、
やめたチームのうまい選手がチームに戻ることを条件に、
主役のコーチを続けるようにします。
うまい選手が戻ってきて、チームにやる気も戻ります。
その後の試合で、主役は途中で退場させられます。
主役は補助の男に後をまかせます。
補助の男はその試合をこなしますが、
その後に酒を飲み病院送りになります。
チームはそれでも勝ち進み、大会の決勝に進みます。
相手は強豪です。
チームは主役や補助などのためにも勝とうとし、
そして、勝ちました。
……というようなお話です。
地味に地味に話は進んでいき、ドラマツルギーに
外れることなく終わりました。
とりたててどうこう言う場所はなく、
全体としてはおもしろく見られる方向の映画でした。