0301
2004-06-19
交渉人
主役は、警察の凄腕交渉人です。

主役は相棒から、警察の金が盗まれて内務捜査が
入っていると聞きます。
話を聞きにいくと、相棒は殺されていました。

金を盗んだのと同僚を殺したのの、二つの濡れ衣を着せられて、
主役は人質を取って立てこもりを起こします。

主役は、警察内に内通者がいると考えたので、
関係のない別の凄腕交渉人を呼びます。
これが準主役です。

主役は、外にいる警察に、真犯人と内通者を探すように言います。

主役と準主役はいろいろ考えながらやり取りをします。
そのうち、人質の一人が外の警察によって殺されます。
準主役は交渉人をはずされます。

準主役はビルに侵入して、主役と会います。
主役たちは殺された怪しい男のデータを調べますが、
横領の情報は消されていました。

逃げ出した主役たちはデータのコピーを求めて
怪しい男の家に行きます。
そこに、さきほどの人質の一人がきます。
それが裏切りのもでした。

裏切り者を捕まえて、主役は無実を勝ち取りました。


……というようなお話です。

『交渉人を、交渉させられる相手にしたら
逆転の発想になって受けるんじゃねえ?』
などと、監督がいやらしい笑みで作ったような気分がしました。

けれど結局落ち着くところは、息も詰まる交渉ではなく、
お約束のどんぱち。交渉人が主役という設定が
あまり生きていないと感じました。

最初に本人が立てこもったり、
あとでは簡単に犯人までわかったりなど、
どうしようもない要素がてんこもりなのも
微妙な感じでした。

全体としてはたいしておもしろくもない映画でした。