刑事が主役の捜査モノです。
アメリカインディアンの居住地あたりで殺人事件が起きて、
その先住民族の血が多少混ざっている主役が
その捜査の応援に行かされます。
部族は二つあり、部族間闘争のように言われています。
主役は何も期待されていませんでしたが、
調べていくうちにすこしずつ相手に受け入れられていきます。
捜査を進める間にも別の殺人事件が起こり、
武器から、どうやら部族で殺しているのではないとわかります。
さらに調べると、FBIが、争っている部族の相手側の囚人を使い、
片方を殺させたとわかります。
その理由をさぐると、殺されたほうの部族の人間は、
ウランが採掘されている土地の、
採掘をやめさせようとしていたので
FBIにとっては邪魔だったからだとわかります。
主役はその証拠をつかみ、同僚の刑事と対立します。
けれどひとまず和解をした振りをし、最終的には告発します。
そのことで職を失いましたが、民族の魂のようなものも芽生え、
それなりに幸せな主役なのでした。
……というようなお話です。
実話を元にしたようなことが冒頭に出てきましたが、
だからなんなの? という感じにはならず、
普通に捜査モノとして見ることができました。
部族が出てくるのも、ただ雰囲気を出したいためでなく、
争いの原因とも関わって、
舞台を固める一因となっていたのもよかったです。
精神世界的なもの、オカルト的な部分が多少気にはなりましたが
最後まで見ることができました。
どちらかと言えばおもしろく見られる方向の映画でした。