主役は根暗な高校生の男の子、
準主役は金持ちで人気者の男の子です。
二人は表面上いがみ合っているように見えますが、
通じ合うものがあります。
二人は完全犯罪をやってみようと思い、中年女性を殺します。
警察が捜査を始めます。
女性刑事はかつて恋人からの暴力で殺されかけ、
殺しの事件でトラウマがよみがえります。
主役たちは、警察の捜査を読み、ミスリードで
違う人間が捕まるようにしていましたが、
殺人の後主役が吐いてしまった嘔吐物などを手がかりにして、
真犯人がばれてしまいました。
二人はそろって拳銃自殺しようとしましたが、
準主役の拳銃には弾が入っていませんでした。
女性刑事が乗り込んできて、準主役と撃ち合いになります。
弾が切れるともみ合いになって、
準主役はがけ下に落ちて死にます。
女性刑事も死にそうになりますが、主役が助けます。
準主役が主役もあやつって殺したように見せかけていましたが、
実は主役が、そう見えるようにしくんでいたのでした。
女性刑事が準主役に首を絞められたときに、
絞殺された女性と、締めた痕跡が違うことでわかりました。
主役は主犯として捕まりました。
……というようなお話です。
少年たちが遊び半分で犯した、完全犯罪を狙った殺人事件を、
トラウマがある女性刑事がフラッシュバックに襲われながら、
同僚から虐げられながら解決する話です。
事件を解決したとき、仲間からの信頼も取り戻し、
トラウマを乗り越える決意をするという話です。
全編変な雰囲気が出ていてよかったです。
最後で女性がトラウマを乗り越えるという
締めになりましたが、女性刑事のトラウマ話は
別にいらなかった気がします。
全体としてはおもしろく見られる感じの映画でした。