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2012-06-13
インセプション
主役は他人の夢に入り、情報を引き出す行為をする男です。

主役は、その世界ではそれなりに普及しているらしい、
夢の世界に入る行為をしています。
かつてその最中に、相手の意識の深いところまで行ってしまい、
人類の集合無意識のような場所にたどり着きました。
奥さんも一緒でした。

奥さんはそこが気に入り、現実に戻ろうとしなかったので、
主役はその世界は現実ではないと教え込みました。
その後、夢の世界で死ぬと戻れるので、主役は奥さんを殺します。

現実に戻った奥さんは、現実世界も現実ではないと思いこみ、
自殺しました。主役はそれを後悔しています。

それから主役は、仕事でまた他人の夢に入りましたが、
奥さんの幻に邪魔されるなどして、依頼を失敗します。
失敗して逃げる途中つかまり、別の依頼を押し付けられます。
やることにします。

仲間を集めて、獲物の夢の中に潜入します。
その中で殺されそうになったり、集合無意識のようなところに
おちてしまったりといろいろトラブルはありましたが、
他人の支えもあって、主役は奥さんを自分が殺したという
罪悪感から脱出して、自分や過去と
向き合うことができたのでした。


……というようなお話です。

話は主役がぐだぐだしつづけて、すごくうっとうしいです。
簡単にまとめるなら、心象風景を映像化した中で、
主役がトラウマを克服して自分と向き合えるようになるさまを
描いた、心理映画です。

自分ではだめで、親しい他人は触れないようにしていたので
やっぱりだめで、でも途中で仲間にした女性が
トリックスターとなって主役の世界を乱し、
主役を支えたことで、主役は過去や自分と向き合い、
前に進めることになりました。

ある意味それだけの映画です。
あとは映像の特殊効果を見せるだけ。

微妙な映画でした。