主役は反抗的な少女です。
主役は悪い仲間と強盗に押し入り、警察を殺します。
死刑判決が出ます。
死刑は実行されずに、主役は抹殺されたことになり、
政府の暗殺組織に送り込まれます。
そこでまじめにやらないと殺されることになり、
主役は暗殺や、暗殺に必要な社会常識などを身につけ、
生きて社会に出ます。
家を借り、仲介の男と仲良くなります。
その間に殺しの命令が来て、殺人も行います。
暗殺組織の上司が家にやってきて旅行に行くよう言われ、
旅行先でも殺しの命令を受けます。
主役は恋仲になった仲介の男に隠し事をするのが苦痛になり
仕事をやめさせてくれるよう頼みますがことわられます。
その後の暗殺の仕事でへまをして、殺されそうになります。
殺し屋を返り討ちにして殺します。
主役に行為を持っていた主役の上司は、
主役を思って、主役を事故で死んだことにしました。
主役は自由になりました。
……というようなお話です。
主役が、家の賃貸の仲介をした男に対し、
なぜ行為を持つのかがまったく理解できませんでした。
たぶん、愛情と殺しとの間で板ばさみになる状態を
描きたかったのでその小道具にしたのだと思いますが、
意図だけ押し付けられた感じで不自然さが嫌でした。
話は、世間に反抗して人を殺した主役が、
そのことで人を殺す仕事につかされたものの、
それにも反抗して殺されかけ、
最終的には組織にも反抗して自分の足で立つというものです。
大体が押し付けられたことに逆らうか、
いやいややるかのシーンで、
何一つ爽快感はありませんでした。
どちらかと言えばおもしろく見られる方向ではあります。