主役は腕のよいアメリカの戦闘機乗りです。
ある日、ソ連の領空に入って、仲間が撃墜されます。
その後、ソ連との合同作戦が組まれ、
仲間を殺した連中と組まされます。
アメリカ人はソ連人がいやで、いろいろ嫌がらせをします。
そのうち、合同作戦の練習中にアメリカ軍人が一人
飛行機事故で死にます。
狭いところを飛ぶことができない人を
上の人間が無理やり飛ばせたせいでした。
その後、もともと合同作戦をつぶすために
失敗しそうなメンバーばかりを集めたとわかります。
それを聞かされて、メンバーたちはやる気になります。
目標の敵基地を破壊するのに何人か死にますが、
最後は壊しました。
主役はソ連の軍人の女性と仲良くなりました。
……というようなお話です。
映画の半分くらいは、アメリカ軍人とソ連軍人が
いがみ合っているだけです。
そのいがみ合いも、しゃれにならないことを平気でやります。
たとえば、ソ連軍人が戦車も扱えないとばかにするために、
戦車が入らない大型輸送機に無理やり入れさせて
大型輸送機を壊させたり、
なにかあれば死ぬ距離まで飛行機同士で接近したりです。
あまりにばかばかしくうんざりしました。
後半では軍人一人の死をきっかけにして
両軍が協力しはじめますが、それもどうかと思います。
それぞれの技能をお互いが認め合って協力するような感じを
個人的には見たかったです。
嫌とは言っても見るのをやめるほどでもなく、
特に気にせず退屈もしないで見られました。
どちらかといえばおもしろい感じの映画でした。