主役は中学生くらいの少年です。
主役は、町でうわさの美人に惹かれます。これがヒロインです。
ヒロインは27歳くらいで、夫は徴兵されました。
町の男たちはヒロインに色目を使い、
町の男の妻たちはそれが気に入りません。
ヒロインはヒロインでその状態をうまくつかい、
世を渡っています。
主役はストーカーになり、こっそりつけまわし
覗き見などもします。
ヒロインの裏の顔なども知っていきます。
そのうち、ヒロインの夫が戦死したと聞こえてきます。
ヒロインは敵の将校たちと付き合ったり、
ほかの男とも付き合ったりします。
その後、戦争が終わって敵国が負けると、
敵国と付き合っていたヒロインは町の女性たちに暴行されます。
ヒロインは町を出て行きます。
ヒロインの夫は生きていて、戻ってきます。
主役がヒロインのことを教えて、ヒロインの夫は
ヒロインの現実を知りながら迎えに行きます。
少年はヒロインが落としたものを返し、初めて触れます。
少年はヒロインに幸あれと願うのでした。
……というようなお話です。
性欲をもてあます年頃の少年が、性欲をもてあましながら
年上の女性に憧れ、どたばたを起こして成長する話です。
基本的に映画は、ヒロインが周りからののしられる場面、
主役がヒロインとのことを妄想する場面、
主役がヒロインをおいかける場面
くらいで成り立っています。
大変不愉快です。
最初に主役が女性を追いかけて失敗した後は、
中を飛ばして最後5分程度見ても意味が通じる気がします。
『少年は性欲にまみれた自分の憧れを
押しとどめるすべを身に着けて、すこし大人になりました』
というだけの内容です。
見るのを積極的にやめたくなるような嫌なシーンこそ
なかったものの、すごくつまらなくて見るのが苦痛でした。
微妙な映画でした。