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2013-01-08
マレーナ
MALENA
2000年 イタリア/アメリカ
主役は中学生くらいの少年です。

主役は、町でうわさの美人に惹かれます。これがヒロインです。
ヒロインは27歳くらいで、夫は徴兵されました。

町の男たちはヒロインに色目を使い、
町の男の妻たちはそれが気に入りません。
ヒロインはヒロインでその状態をうまくつかい、
世を渡っています。

主役はストーカーになり、こっそりつけまわし
覗き見などもします。
ヒロインの裏の顔なども知っていきます。

そのうち、ヒロインの夫が戦死したと聞こえてきます。
ヒロインは敵の将校たちと付き合ったり、
ほかの男とも付き合ったりします。

その後、戦争が終わって敵国が負けると、
敵国と付き合っていたヒロインは町の女性たちに暴行されます。
ヒロインは町を出て行きます。

ヒロインの夫は生きていて、戻ってきます。
主役がヒロインのことを教えて、ヒロインの夫は
ヒロインの現実を知りながら迎えに行きます。

少年はヒロインが落としたものを返し、初めて触れます。
少年はヒロインに幸あれと願うのでした。


……というようなお話です。

性欲をもてあます年頃の少年が、性欲をもてあましながら
年上の女性に憧れ、どたばたを起こして成長する話です。

基本的に映画は、ヒロインが周りからののしられる場面、
主役がヒロインとのことを妄想する場面、
主役がヒロインをおいかける場面
くらいで成り立っています。
大変不愉快です。

最初に主役が女性を追いかけて失敗した後は、
中を飛ばして最後5分程度見ても意味が通じる気がします。
『少年は性欲にまみれた自分の憧れを
押しとどめるすべを身に着けて、すこし大人になりました』
というだけの内容です。

見るのを積極的にやめたくなるような嫌なシーンこそ
なかったものの、すごくつまらなくて見るのが苦痛でした。

微妙な映画でした。