主役は記憶がぼちぼち飛ぶ少年です。
ひどい事件を経ながら成長し、あるとき日記を読んで
その情景を思い浮かべるとその時間に精神だけ移って
行動することができることに気づきます。
青年となった主役は、過去に戻っていろいろなことを
やり直そうとします。
誰かを救おうとすると誰かが落ちぶれるなどしますが、
その合間に知らなかったことも知っていきます。
主役が好きな女の子は、両親が離婚するときに
主役と離れるのがいやで、くずの父親についてきました。
問題を引き起こすようになるその子の兄は、
女の子と一緒にいたいのでついてきました。
そこで主役は、女の子との出会いに戻り、
ひどいことを言って自分に近づけないようにするのでした。
主役は女の子とはそれきりになり、
誰も落ちぶれない人生になりました。
……というようなお話です。
過去に戻れる力をもった男が、過去に戻って
人生をやりなおそうとしたことで別の失敗をし、
どうにか一番まともな結末にたどり着こうと苦戦する映画です。
見ていてひやひやしました。
父親も同じ能力があったようですが、
精神病院に入院させられています。
それはどうやら自分が選んだ結末ではなく、
選んだ分岐の世界では、過去に戻るためのアルバムが
なかったせいで戻れなくなってしまったことによるようです。
主役はどうするかと思ったら、終わりのほうで精神病院に入り、
過去に戻る能力もすべて妄想だと医者が言うので
まさか精神病オチかと思ったものの、
きちんと終わってよかったです。
結構おもしろく見られる映画でした。