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2013-03-08
ドラキュリア
DRACULEA
2000年 アメリカ
準主役は骨董品商かなにかをしている老人です。
実は吸血鬼退治人ですが、秘密にしています。
一般の吸血鬼は倒しつくしますが、
吸血鬼の元になった男だけは倒しても復活するので、
金庫の奥に隠しています。
その吸血鬼のボスの血をヒルに吸わせ、
自分に打つことで準主役は長生きしています。

主役はそんな準主役の元で、商売のみを手伝っています。

ある日、準主役の金庫が破壊され、泥棒に吸血鬼の入った
棺おけを盗まれます。
吸血鬼は泥棒を殺し、血を吸って復活します。
準主役は吸血鬼を倒しに向かいます。

吸血鬼ボスに吸血され、吸血鬼もどきになりそうな死体を
倒しておこうとしたら主役が来て邪魔をします。
吸血鬼が襲ってきます。
主役は準主役に助けられます。
話を聞いて戦う決意をします。

準主役は、準主役の娘は、吸血鬼ボスの血をついでしまったので
吸血鬼に狙われるといいます。
主役に、娘を守るように言います。

主役が準主役の娘に向かったことで、娘の場所がばれます。
準主役はその間に、吸血鬼ボスに殺されます。

吸血鬼ボスは主役たちにも襲ってきたので戦います。
苦戦します。
吸血鬼ボスは準主役の娘をとりこもうとします。
自分の記憶を見せます。
吸血鬼ボスはユダだとわかります。

キリストを裏切ったのでキリスト教に弱く、
銀貨で売ったので銀に弱く、神を裏切ったので
死んで神の元にいくことができずに復活するのだそうです。

苦戦の末、ユダの死に様をなぞらえて首をつらせて
光に当てたら燃えて死にました。
でもまた復活するかもしれないので、
ヒロインは吸血鬼退治人として見張り続けるようです。


……というようなお話です。

見るのは二度目くらいの映画です。

吸血鬼ボスの正体がユダだというのはおもしろいと思いました。
けれど、吸血鬼ボスが準主役の娘を欲しがるのは、
自分の血を引く女性だからだそうです。

でも、準主役が吸血鬼ボスの血を使って延命し、
そのせいで娘に血がいくという論理がよくわかりません。
準主役が吸血鬼ウイルスのようなものに感染し、
性行為を通じて準主役の嫁に感染し、
それが準主役の娘にも感染したということなのでしょうか。
けれど、それなら吸血鬼ボスは誰かの血を吸わずに、
自分の血を指にでもつけて、誰かの体に流し込めば
同じことができる気がします。

それとも、吸血鬼ボスの血を使ったことで、
遺伝子が組み変わってしまったのでしょうか?

それよりも、吸血鬼退治人を女性にして、
女性が吸血鬼ボスの血を使ってしまい、それが胎児にも継がれた、
というほうが自然だったように思いました。

映像は、ちょっと気持ち悪い画面もあり、
ホラーとしてはよかったのだと思います。

全体を考えると、おもしろく見られる感じの映画でした。