1382
2013-03-09
シックス・デイ
THE 6TH DAY
2000年 アメリカ
時代は、ペットのクローン作成が認められながら、
人間のクローンは研究も禁止されているような頃。
主役はヘリコプターの操縦士です。

ある日、主役はお金持ちを雪山に運ぶ仕事を請けます。
けれど自分の誕生日だったので、友人が変わってくれます。
友人はお金持ちと雪山で、クローン反対派によって
殺されました。
お金持ちはペットのクローンを作る会社の社長でした。
これが悪者のボスで、実は人間のクローンも作っていました。

悪者のボスは、事件自体をなかったことにするため、
社長のクローンと、主役のクローンを作りました。
主役が友人と変わっているのを知らなかったからです。

主役のクローンはタクシー内で意識をとりもどし、
家に帰ると主役を見つけて混乱します。
そこを悪者連中に殺されかけて、逃げます。

友人を頼ってどうなったのかを調べていきます。
主役の家にも行きます。
悪者が来ます。
カーチェイスをやりながら逃げます。

悪者連中が主役の妻と子をさらいます。
怒って復讐しようとします。
主役クローンは主役と手を組みます。

主役クローンは敵アジトにのりこみます。
まともな研究者から話を聞き、禁止されている人間クローンを
製造している証拠をつかみます。
人間クローンには人権がないので、それがばれては
悪者ボスは社会的に抹殺されるそうです。
主役クローンは証拠を主役に渡します。

主役クローンは捕まり、自分がクローンだと知ります。
証拠を出すようせまられますが、主役に渡しています。

主役クローンと主役は悪者ボスを追い詰めます。
殺します。

主役クローンはどこかへ旅立ちました。


……というようなお話です。

人のクローンを作るというのはわかりますが、
わからないのが記憶の植え付けです。

視力検査のような機械で、
人の記憶のすべてを読み取ることができ、
クローンに対して同じような処理をすると、
その読み取った記憶をすべて脳に植えつけることができるのです。
読み取った記憶は、機械上でも再生することができます。

人のクローンがどうこうよりも、
こっちの技術のほうがものすごいと思いました。
これによりすべてがもとの人間と同じになるということですが、
小脳に刻まれた、自転車に乗るなどの動作情報も
すべて伝わるものなのでしょうか?

それにそんなので記憶が読み取れるならば、
お金持ちの金庫の暗証番号も簡単に読み取れるわけで、
クローンよりもそっちのほうが危ない気がしました。

あとは目から読み取り、書き込むというのなら、
目がない人はどうするのでしょうか。
……さすがにあの機械はないと思います。

そんな設定の微妙さから、完全に映画にひたることは
できませんでしたが、基本は追い詰められながら
反撃して悪者を倒すだけのアクション映画なので、
気楽に見流すことができました。

考えずに見ている分には、おもしろく見られる感じでした。