主役は金持ちの男です。
主役はいろいろ計画をめぐらせて、銀行強盗をします。

銀行の損失は保険でおりましたが、保険会社は大損害。
保険会社は探偵を雇って主役をつかまえようとします。
この探偵がヒロインです。

ヒロインは主役に近づきます。
会って話すうちに主役にひかれていきます。

主役は最後にもう一度銀行強盗をやることにします。
成功します。

ヒロインは主役と待ち合わせしますが、
警察と組んでつかまえる気です。

主役はそれを見越して、待ち合わせ場所には行きませんでした。


……というようなお話です。

犯人が最初からわかっていて、
おいつめていくような『刑事コロンボ』風ではありません。
状況から見て主役が犯人で、しっぽをつかもうとするヒロインと
しっぽはないとかわす主役とが、ぐだぐだ馴れ合うような
感じの内容でした。

ヒロインは多少うっとうしく、見ていて好感はもてませんでした。
主役もただスリルが欲しくて銀行強盗をやるような感じで
こちらも好感はもてません。

映画が見せたい内容は、主役とヒロインが
どういう結論を出すのか、ヒロインは主役にほだされて
探偵業務を捨てるのか、というような、
恋愛の心の揺れだったように思います。
個人的にはそれ系の話はうっとうしくてめんどうです。

全体的には、どちらかといえばおもしろく見られる感じの
映画だったと思いました。