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2013-10-02
パラサイト
THE FACULTY
1998年 アメリカ
主役は臆病で、いじめられている少年です。
おそらく高校生です。

主役の学校で、変なことが起こりだします。
それは、謎の生物が寄生することによって起こるものでした。
周りの人間は次々に寄生されていきます。

主役たちも、寄生された人間に襲われかけますが、
男3、女3の6人で学校を脱出します。

主役たちのうち、麻薬っぽい薬を作るなど
素行の悪い少年の家に行きます。
この少年が準主役です。

準主役の薬が寄生生物に効くとわかります。
みんなで吸おうとしたら、一人吸わない女の子が逃げ出します。
その女の子もすでに寄生されていました。

そこでの話し合いで、寄生生物の親玉を殺すと、
こどもも全部死んで人間が元通りになると推測されます。
目的は親玉を殺すことになります。

学校で街唯一の楽しみ、ラグビーの試合がある日なので
親玉もそこにいるだろうと向かいます。
校長に薬を吸わせようとしますが、断るので殺します。
校長は寄生されていました。

親玉が死んだか男の子の1人が見に行きます。
死んだのは親玉でなく、ほかの寄生された人間は
寄生されたままでした。
つかまって寄生されます。

薬が切れたので準主役は車に予備をとりにいきます。
主役はおとりに出ます。

倉庫に残った女の子二人で話し合います。
転校生が正体をあらわします。
転校生の女の子が寄生生物の親玉でした。

戻ってきた主役と一緒に逃げますが、女の子は捕まります。
主役は逃げます。

準主役も教われましたが薬を手に入れて戻ってきます。
寄生された二人が近寄りますが、主役が阻止します。

親玉が二人を襲います。
主役は逃げます。
体育館の装置を使って足止めし、薬を目にねじこみます。
親玉は死にます。

ニュースにもなりましたが、真実は不明と公表されます。
主役は自分に自信が持てるようになっていました。


……というようなお話です。

筋は荒がめだちすぎてお粗末でした。
たとえば、ごく少量の粉末を鼻から吸うだけで
寄生生物に寄生されている人間は
乾燥がはじまるために寄生生物ごと人間も死ぬとか。

寄生生物が水を必要とするのは陸に上がって乾燥したら、
であるはずなのに、人間の体にいても無駄に水分を取ります。
人間の体はそう水分を失わないので、
水をがぶ飲みする必要はないはずです。

また、寄生生物の親玉を殺すと、こどもは全滅して
寄生されている人間が元の人間に戻るといいだすのも
まったく理屈がわかりません。
生物は子を産み、子は親を超えることが命の目標であるはずです。
親が死んだら子も死ぬなんて、その生命の意味がわかりません。

さらには、自分たちで、親玉を殺したら寄生されていた人間は
元に戻ると言っているのに、
寄生された人間を見つけたら、仲間でも殺そうとするのが
よくわかりませんでした。
結局事件後に、寄生中に殺したために
死体もなくなって行方不明になった人もそれなりに出ていました。

安い上にいろいろすっきりしない話でした。

全体としては退屈せずに見られたので、
流して見る分にはおもしろく見られる感じの映画でした。