舞台は現代ヨーロッパあたりで、
主役は記憶のない運び屋の男です。
ある日主役は、誰とも知らない相手に
荷物を渡すよう依頼されます。
自分で調べて相手に渡せということだそうです。
調べていくと、主役が接触した人間が次々殺されていきます。
そのうち主役は警察に捕まりますが、
謎の力からの働きかけによって解放されます。
最後にたどり着いたところによると、
主役は悪者組織のボスの片腕で、妻を殺されたかなにかで逆上し、
組織の人間を虐殺したあと行方をくらましていたようです。
途中で車に乗せた相手から聞いた話が主役のことでした。
悪者組織のボスは主役にまた一緒にやろうといいますが、
主役は断りました。
……というようなお話です。
誰とも知らない相手を調べて、短い期限内に荷物を届けろ
というのが無茶すぎて最初から微妙でした。
これなら警察が、指名手配犯に荷物を届けてくれと
主役に頼めばいくらでも見つけられそうです。
ヒロインらしき女性は出てきますが、道具のようにちょっと
飛行機や車の運転を頼んで使い捨てです。
すごい意味のなさでした。
この映画では出てくる人物がだいたいそんな感じで、
設定や能力、役割がみんな微妙な感じでした。
見ていて盛り上がりにも欠けました。
全体としては、おもしろく見られる感じ、どまりでした。