1533
2014-08-13
フライング・ジョーズ
SWAMP SHARK
2011年 アメリカ
舞台は現代アメリカのものすごい辺鄙な田舎あたり。
主役はワニ園併設の小さなレストランのような場所で
働く女性です。

町では、悪い保安官が稀少生物の売買をしていました。
レストランにはそれを調べにきた潜入捜査官の男性がいます。

ある日、悪い保安官たちが失敗して、
巨大ザメを川に逃がしてしまいます。
サメは人を襲い始めます。

そのうち、主役のワニたちを食べます。
その場でワニを殺そうとしていた悪者も食べます。

次の日、主役に気がある悪い保安官のせいで、
主役たちはワニを殺そうとした悪者を、殺してワニに
食わせたのではないかと疑われます。
主役はサメを見ていたので、殺したのはワニでなくサメだと
証明して、罪を晴らそうと考えます。

サメを倒しに行こうとしますが逆にやられて戻ります。
準備をしに、保安官事務所に向かうと
逆に邪魔されたので逃げます。
主役の兄は捕まります。

主役の妹はやってきていた馬鹿学生たちの船に乗ります。
船は襲われて、主役の妹ともう一人だけ生き残ります。
主役たちが到着して、二人を助けます。

逃げるついでにサメをおびき寄せ、ワニ祭りの会場に向かいます。
そこにいた、悪い保安官が食われて死にます。

サメの外皮が硬いので、中から破壊しようと
ガスボンベを食わせますが、失敗します。
巻き添えで別人が死にます。

サメにモリを打ち込んで陸に揚げ、回転するプロペラに
巻き込んでミンチにして殺しました。


……というようなお話です。

サメは都合よく人間をひたすら殺していきます。
作為的なものを感じます。

主役と主役の兄、潜入捜査官とふとっちょ以外の登場人物は
だいたいばかで見ていていらいらします。

サメを内部から破壊して殺そうという割には、
失敗におわって最終的にはプロペラに巻き込んでミンチにします。
銃で撃っても平気なのに、なぜ硬い外皮を
プロペラでミンチにできるのかは謎です。
むしろプロペラの羽が曲がって壊れて終わるのでは
ないでしょうか。
サメは水中の生き物なのですから、陸に上げられたのなら
そのまま陸に揚げておけば勝手に死んだと思います。

目新しいところもなく、見ていて楽しい部分もなく、
なぜこの映画を作ろうとしたのか謎です。

どちらかと言えばつまらない方向の映画でした。