1540
2014-09-18
ドライブ・アングリー
DRIVE ANGRY
2010年 アメリカ
舞台は現代アメリカ。
主役は一度死んで、自力で地獄から復活した男です。

主役は、死んだあとであの世から、
自分の娘が殺されるのを見ます。
自分の娘の娘が、カルト教団の悪者にさらわれたのを知ったので
黄泉返って孫娘を助け出そうとします。

地獄から出た主役を追って、悪魔もやってきます。

主役は誘拐した悪者の一味の人間を叩きのめし、
手がかりを得ます。

孫娘は現在地から遠く離れた場所にいて、
そう遠くないうちにいけにえとして殺されるとわかります。

主役はすぐに遠くに移動しようと、
早い車を持つ、ウェイトレスとお近づきになります。
このウェイトレスがヒロインです。

ウェイトレスに乱暴する彼氏を叩きのめし、ウェイトレスの
協力をとりつけます。

途中、悪者一味の狂った警官に殺されそうになり、
ヒロインが警官を殺します。
さらに道中、かつての仲間とも会います。

主役たちは悪魔によってちょっかいをかけられながらも、
悪者一味のアジトに突入します。
主役は殺され、孫娘もヒロインも奪われます。

主役はよみがえり、悪者一味を追います。

主役は悪者たちと戦った末、悪者のリーダーを倒し、
孫娘を取り返します。

主役は孫娘をヒロインに託し、悪魔と地獄に帰りました。


……というようなお話です。

主役は悪魔を殺そうとし、悪魔も主役を殺そうとしますが、
途中から殺そうとしない感じになります。
ならいったいなぜ出てきたのか、それまではなんだったのかと
よくわからなくなりました。

主役も大体は強いですが、なぜか弱いときもあります。
その差もよくわかりませんでした。

全体的に設定などがよくわからず、
『あの世から帰ってきた男が、あの世の悪魔にちょっかいを
かけられつつ、ドンパチやりながら孫娘を助け出す映画』
としか思えませんでした。

別段おもしろいところはありませんでしたが、
悪者も見られないほど胸糞が悪いわけでもなく、
見られないほど残虐シーンがあるわけでもなく、
見流す分には普通に見ていられました。

全体としては、どちらかと言えばおもしろく見られる方向、
程度の映画でした。