舞台は現代アメリカ。
主役はお偉いさんを守る人間です。
大統領は平和路線を進めようとしましたが、政府の中に
裏切り者がいて、テロと戦争を続けさせようとしています。
その裏切り者をあぶりだすために、大統領は一芝居打ちます。
テロ組織の偽の親玉と、政府の国防担当かなにかの人間を
密会させて、秘密裏に和平を進めようとしている芝居をさせます。
密会による交渉で平和が成立しては困る連中は、
密会場所でテロ組織の親玉と、政府の人間たちを
皆殺しにしたのち、争いを続けるための火種にしようとします。
主役たちが警護しているところに、友軍であるはずの
アメリカ軍や、その他の組織が攻めてきたので戦います。
戦って戦って、いなくなっていたお偉いさんたちとも合流し、
この混乱のいきさつも知ります。
途中で主役の仲間が狂ったので殺します。
主役たちががんばっているうちに、大統領たちは
裏切り者を見つけたので捕まえます。
主役たちは犠牲を出しながらも、守りきることに成功しました。
……というようなお話です。
中盤過ぎまで、誰が味方で誰が敵なのかわかりません。
大統領たちのシーンもちらちらでてきますが、
主役たちを殺そうとしているのかそうでないのかが
意図的に隠された描き方をしていて、いらつきます。
けれど、全編緊迫感はあり、飽きずに見ていられました。
全体としてはおもしろく見られる感じの映画でした。