夕飯あと、安いドラマを見ていたら最後に出た表記。
『この物語はフィクションです。
実在の人物、団体名とは一切関係ありません』
「なあ、これ、なんのために書いてあるんだろな」
一緒に見ていた女房に訊くと、
「ほんとのことだと思われたら困るからじゃない?」
「こんなの書かないと本気にとるバカがいるってことか?」
「うーん、どうだろ」
「ってことは、これさえ書いていれば
だれも本気にとらないってことか?」
そこで、ひらめいた。
「じゃあ、おれも会社の内情でも書いてみるか。
社名と名前も全部本名にして後ろに(仮名)ってつけて、
最後には『これはフィクションです』って書いときゃいいんだろ」