会社を超えてのコンパに頭合わせに連れ出されたものの、
女性陣は遅くなるらしい。
そこで先に飲み始めると……
酒の入った野郎どもが自慢話をしはじめた。
「女なんて飾りだ、飾り。今まで五人と付き合ったけど、
どれも今ひとつでさ」
「おれは七人と付き合ったけど、
なんか付き合い出すと醒めるんだよな」
「おれは三人だけど、体の付き合いまでいくと、なんだかな。
そこに行くまでが楽しいって言うかさあ」
あ〜、わかるわかる。うなづく周り。
「おまえは?」
とおれに。
「そっちはなんだっけ。七人?」
「ああ」
どこか得意げな顔。
「そうか、七人にふられたんだったっけ」