ヤマカシ、というのはアフリカのどこかの言葉で
超人を意味する単語らしいです。

今回の映画でヤマカシと呼ばれる人々は、
街を駆け抜け、ビルの外を素手で登り
障害物を飛び越えていきます。

はじめはその動きに目を奪われるのですが、
だんだん話はあやしくなっています。
自分たちのまねをして病気を重くした
心臓病の少年を助けるために
心臓移植関係の金持ちの家に侵入してお金を稼ぎます。

そんなこんなまで最後まで行き、変な終わり方をするのです。
……はじめが良かっただけに
なんだかつまらなくなってしまいました。

どうせなら、心臓病のその子を救うために
彼らがテレビ局に電話して、
ビルを制覇するのを放送してもらいます。
最後は警察につかまるけど、寄付はあつまり手術は成功。
こどもたちのヒーローのまま終わる――
といったほうが、心穏やかだった気がします。

いまひとつでした。