2度、アイガーという山の壁を登ろうとして
失敗している男が主役です。もともとは登山家ですが、
いまは山小屋に住んで絵の教師をしています。
でも実は、プロの殺し屋でもありました。
絵が好きだったので、稼いだお金のほとんどを
絵を集めるのにつかったりしていました。

殺し屋をやめたのは、好きな絵は大体集めたし、
殺し屋をやってまでお金を稼がなくてもいいや、
ということになったからのようです。

でもかつてのボスが来て、仕事の依頼をしてきます。
仕事が成功したら、れっきとした絵の証明書をやると
言うのです。しかたなくやる主役。
成功後して証明書をもらって飛行機に乗ると、
中で盗まれました。
かつてのボスの指示で、女スパイが盗んだらしいです。

そしてボスの思ったように、主役はCIAに戻ります。
お金やなんかが欲しいようです。
そこで与えられる殺人命令。
相手の詳細は不明ですが、国際登山チームの中にいて、
片足に障害があるのだとか。

出発する主役。かつての登山仲間と一緒に
国際登山チームに参加します。

登って吹雪にあって、メンバーが死んで。
途中事故が起きていろいろ死んで。
なんとかたどり着いたベースキャンプでは、
残っていた主役のかつての登山仲間が
実は殺すターゲットだったと知ります。
でも主役は殺せませんでした。


……というお話です。

わかりやすい筋書きと、強い主役がいいです。
ただの山登りものとでも言えてしまえるかもしれません。

おもしろい方向でした。