0197
2004-03-15
マッド・シティ
テレビレポーターの中年男の主役は、
自分の名誉のためなら汚いこともする男。
でも大物に恥をかかせたせいで地方へ飛ばされます。
下につくのは新人女性レポーター。

そこでいやいや取材に行った博物館で、
立てこもり事件に遭遇します。
犯人は元そこの警備員。でもひょんなことから
持ってきたライフルで元同僚の警備員を撃ってしまいます。

主役はこっそり生中継を開始。
そのうち見つかり、命を守るためと自分のためとあいまって
うまいこと話を進めていきます。
世論も巻き込んで同情的な意見が出てきますが、
冒頭で撃った元同僚の警備員が死ぬと、
マスコミは犯人を叩き始めます。
新人レポーターもおかしくなっていき、
視聴率や過激さを求めて報道をするようになります。
それに追従して、世論も批判的になっていきます。

主役は自首をすすめますが、犯人は渋ります。
まず主役が博物館から出ると、すごい爆発。
ダイナマイトで自殺したのでした。


……というお話です。

マッドシティー、狂った街はマスコミによっても
操作されていたのでした。
はじめ嫌味だった主人公が自分に気付くさま、
そしてヒロインが狂っていくさまは
うまく演出されていたと思います。

マスコミへの皮肉、マスコミがもたらす混乱などを
伝えようとしているようでした。

とても映画らしい、よい映画でした。