とある酒場でレイプ事件が起こります。
被害者女性は、加害者は3人の男性だと言います。
主役はその事件を担当する、地方検事補の女性です。
主役は事件を調べますが、加害者男性陣は弁護士を立てて
完全に争う姿勢を見せます。
確たる証拠もなく、重い罪にはできなかったので、
お互いの顔を立てるために過失傷害の罪状で手打ちにします。
被害者女性は悲しみます。
その後、被害者女性はレイプを煽った男に侮辱されたので、
車で男の車に突撃しました。けがをしたので入院します。
主役は罪状としての事件ではなく、
人の心を傷つけた生身の『事件』というものをようやく感じ、
事件をもう一度正面からとらえようとします。
レイプを煽った男たちを暴行教唆で告発しようとし、
被害者女性の友達に証言させようとしますが、
被害者女性が事件の前に、レイプ犯の一人と性行為に
及んでみたいというようなことを口にしていた事実まで
でてきてしまい、不利な状況になります。
最後の頼みの綱と、事件の夜に警察に通報してきた男性を
探し出しますが、男は実行犯と友人関係にあったので
証言しようとしません。
最後、裁判になると、ようやく通報者の男性が事実を語り、
事件は明るみに出、暴行教唆も認められたのでした。
……という話です。
内容がつらくて、途中で見るのをやめようかとも思いました。
話自体は現実にありそうな裁判というものを
しっかり出そうとしていたし、
最後も一応の救いがあったのでよかったです。
良いと言える方向の映画でした。