0232
2004-04-17
告発の行方
The accused
とある酒場でレイプ事件が起こります。
被害者女性は、加害者は3人の男性だと言います。
主役はその事件を担当する、地方検事補の女性です。

主役は事件を調べますが、加害者男性陣は弁護士を立てて
完全に争う姿勢を見せます。
確たる証拠もなく、重い罪にはできなかったので、
お互いの顔を立てるために過失傷害の罪状で手打ちにします。
被害者女性は悲しみます。

その後、被害者女性はレイプを煽った男に侮辱されたので、
車で男の車に突撃しました。けがをしたので入院します。
主役は罪状としての事件ではなく、
人の心を傷つけた生身の『事件』というものをようやく感じ、
事件をもう一度正面からとらえようとします。

レイプを煽った男たちを暴行教唆で告発しようとし、
被害者女性の友達に証言させようとしますが、
被害者女性が事件の前に、レイプ犯の一人と性行為に
及んでみたいというようなことを口にしていた事実まで
でてきてしまい、不利な状況になります。

最後の頼みの綱と、事件の夜に警察に通報してきた男性を
探し出しますが、男は実行犯と友人関係にあったので
証言しようとしません。

最後、裁判になると、ようやく通報者の男性が事実を語り、
事件は明るみに出、暴行教唆も認められたのでした。


……という話です。

内容がつらくて、途中で見るのをやめようかとも思いました。
話自体は現実にありそうな裁判というものを
しっかり出そうとしていたし、
最後も一応の救いがあったのでよかったです。

良いと言える方向の映画でした。