0304
2004-06-19
ロマンシング・アドベンチャー
KING SOLOMON'S MINES
放送時タイトルは
『ロマンシング・アドベンチャー キング・ソロモンの秘宝』。

主役は冒険家の男性です。

とある考古学者が、古代王国の宝の手がかりを発見します。
ナチス軍である悪者は、それを手に入れようとします。
口を割らせるために教授の娘も誘拐します。
この、教授の娘がヒロインです。

ヒロインにガイドとして主役を雇われていた主役は、
お供といっしょにヒロインを助け出します。

その後、宝の近くまで行こうとする敵の列車に乗り込むと、
敵に捕まります。
考古学者は宝のありかを話します。
主役は考古学者とヒロインを助けます。
考古学者はお供に預けて、主役とヒロインは
敵を追って宝の洞窟を目指します。

途中いろいろありますが、ピンチを切り抜けます。
ヒロインとも仲良くなります。
さらにピンチになったとき、お供が来て助かります。
お供は主役たちを襲った部族のボスでした。

部族の一人がヒロインをさらって宝の洞窟に逃げ込みますが
主役とお供で助けます。
さらに敵たちも来て争います。

主役たちは洞窟が崩れる前に逃げられました。


……というようなお話です。

映画『インディージョーンズ』風な、探検映画です。
映画『ハムナプトラ』よりもおもしろかったです。

お話はいいかげんでしたが、まじめに見るような映画でないと
筋からも主張しているようで、それはそれでした。

けれど、納得いかないのは敵の行動です。
なぜ何度も死なずによみがえってくるのか、
それになぜそれほどまでに主役達が手に入れた宝石を
奪おうとするのかがよくわかりませんでした。

しかけによって宝が岩に埋もれたとしても、
また掘り出せばいいだけで、岩が崩れないようにする意味は
あまりないと思います。

自分たちは手に入れた小ぶりの宝石を
ぼろぼろとこぼしながら来ているのですから、
まずはそれをどうにかするだけでも
財産の価値はまったく違うものになる気がします。

もし、宝の場所を他人に知られたくないというのであれば
宝石を奪うよりも、知っている主役たちを殺せばいいことだし、
もっとも価値のある宝を手に入れたいのであれば、
主役たちが手に入れた後で殺して奪ってもいいし、
手に入れる前に殺してから自分たちで手にいれてもいいはずです。

そういったことをまったく無視した、
敵の行動原理の不明さに割り切れないものを感じましたが、
映画自体はお気楽に見られました。

全体としては意外とおもしろかったです。