0319
2004-07-01
ハリー・ポッターと賢者の石
Harry Potter and the Philosopher's Stone
2001年
主役はすごい魔法使いの息子ですが、両親を悪者に殺されました。
いまは魔法使いでない人間の家に居候し、
虐げられながら暮らしています。

ある日、主役に魔法の学校からの入学許可証が届きます。
主役は魔法の世界では有名人だったようです。

主役は学校に行くことにします。
学校ではいやな人間もいますが、友達もできます。

あるとき学校に、すごい魔法の力を持つ賢者の石が隠されます。
主役たちは悪者に渡してはならないとがんばり、守ります。


……というようなお話です。

原題を見て知りましたが、賢者の石は向こうでは
哲学者の石だったようです。
日本では哲学者は賢者とははっきりと別物ですが、
向こうでは同じだというのが驚きです。

大々的に宣伝していたのですが、正直期待はずれでした。

ヒロインの女の子がかわいいのはいいですが、
はじめ嫌味を言っていたキャラが、ふと気づくと
友達になっている展開は理解できませんでした。
むしろそこが盛り上げどころで、
おもしろくなりそうなところなのに。
個人的にはもっとそれぞれの心情を掘り下げて、
しっかりと成長譚に描ければ面白くなったと思います。

それから、アクションをになっていると思われる、
空飛ぶほうきで玉のおっかけっこをするスポーツは、
ルールが微妙にわからずに盛り上がりませんでした。
ルールがわかってもそれでゲームが成り立つのか、
疑問に思います。

全体としては楽しみどころのわからない、
たいしたことのない映画でした。