主役はすごい魔法使いの息子ですが、両親を悪者に殺されました。
いまは魔法使いでない人間の家に居候し、
虐げられながら暮らしています。
ある日、主役に魔法の学校からの入学許可証が届きます。
主役は魔法の世界では有名人だったようです。
主役は学校に行くことにします。
学校ではいやな人間もいますが、友達もできます。
あるとき学校に、すごい魔法の力を持つ賢者の石が隠されます。
主役たちは悪者に渡してはならないとがんばり、守ります。
……というようなお話です。
原題を見て知りましたが、賢者の石は向こうでは
哲学者の石だったようです。
日本では哲学者は賢者とははっきりと別物ですが、
向こうでは同じだというのが驚きです。
大々的に宣伝していたのですが、正直期待はずれでした。
ヒロインの女の子がかわいいのはいいですが、
はじめ嫌味を言っていたキャラが、ふと気づくと
友達になっている展開は理解できませんでした。
むしろそこが盛り上げどころで、
おもしろくなりそうなところなのに。
個人的にはもっとそれぞれの心情を掘り下げて、
しっかりと成長譚に描ければ面白くなったと思います。
それから、アクションをになっていると思われる、
空飛ぶほうきで玉のおっかけっこをするスポーツは、
ルールが微妙にわからずに盛り上がりませんでした。
ルールがわかってもそれでゲームが成り立つのか、
疑問に思います。
全体としては楽しみどころのわからない、
たいしたことのない映画でした。