0320
2004-07-01
シンシナティキッド
The Cincinnati Kid
1965年
主役はギャンブラーです。

自分の腕に自信があるので、かつての凄腕ギャンブラーを
見かけて勝負を求めます。
かつての凄腕ギャンブラーは主役をたしなめますが
主役は気にしません。
そこで人数を集めてポーカーをすることになります。

勝負中に周りは落ちていき、主役とすごうでギャンブラーの
二人の対決になります。けれど最後は主役が負けます。
一文無しになります。

主役の浮気相手も周りも主役から離れますが、
ずっと付き合っている女性だけは主役を受け入れます。
わずかばかりの持ち金を主役に全部渡します。

主役は復活し、また勝負に挑みそうです。


……というようなお話です。

まだ若手のギャンブラーの挑戦と挫折といったところでしょうか。
けれど、面白みがよくわかりませんでした。

まず、なんたらポーカーとかいうゲームの
ルールがわからないのでどうなっているのかが
わからないのが原因のひとつ。
そしてそれを観客に伝えようとする努力が感じられないのも
原因の一つでした。

たとえばなんのカードをどう切ったからすごいというのを、
ルールがわからなくても、周りの人がどう反応するかで
見ている側も推し量ることができます。
でも、この映画ではそれがなく、ただ淡々とゲームが進み、
負けたらしい相手は憎まれ口をたたいて帰っていくだけです。
なんとも盛り上がりにかけます。

全体として微妙な映画でした。