主役はギャンブラーです。
自分の腕に自信があるので、かつての凄腕ギャンブラーを
見かけて勝負を求めます。
かつての凄腕ギャンブラーは主役をたしなめますが
主役は気にしません。
そこで人数を集めてポーカーをすることになります。
勝負中に周りは落ちていき、主役とすごうでギャンブラーの
二人の対決になります。けれど最後は主役が負けます。
一文無しになります。
主役の浮気相手も周りも主役から離れますが、
ずっと付き合っている女性だけは主役を受け入れます。
わずかばかりの持ち金を主役に全部渡します。
主役は復活し、また勝負に挑みそうです。
……というようなお話です。
まだ若手のギャンブラーの挑戦と挫折といったところでしょうか。
けれど、面白みがよくわかりませんでした。
まず、なんたらポーカーとかいうゲームの
ルールがわからないのでどうなっているのかが
わからないのが原因のひとつ。
そしてそれを観客に伝えようとする努力が感じられないのも
原因の一つでした。
たとえばなんのカードをどう切ったからすごいというのを、
ルールがわからなくても、周りの人がどう反応するかで
見ている側も推し量ることができます。
でも、この映画ではそれがなく、ただ淡々とゲームが進み、
負けたらしい相手は憎まれ口をたたいて帰っていくだけです。
なんとも盛り上がりにかけます。
全体として微妙な映画でした。