0321
2004-07-01
華麗なる賭け
The Thomas Crown Affair
1968年
主役は大金持ちで紳士風の男です。
主役は泥棒です。

ある日、主役は仲間に銀行強盗をさせます。
警察はその事件を調べますが難航します。
保険会社は調査員の女性を事件に当たらせます。
この女性が準主役です。

準主役は警察とも協力して捜査して行き、
主役があやしいと思うようになります。
けれど主役はしっぽを出しません。

準主役は主役を疑っていると言いますが、主役は気にしません。
それを挑戦を受け止め、準主役と付き合うことにします。
準主役は主役と付き合ううちに、恋心を持ち始めます。

主役は最後にまた銀行強盗をしたあと、
海外に高飛びすることにします。

強盗を成功させ、金を運んできた先には
警察がいましたが、主役はいませんでした。
主役に命じられていた男は、準主役に、
自分を追って外国に来るよう書かれたものを渡します。

準主役は苦やしがりながらもほっとしました。


……というようなお話です。

これのリメイク版、『トーマス・クラウン・アフェアー』は
見たことがありましたが、元になったのははじめて見ました。

主役はハンサムでも紳士でもないなにやら嫌味な男で、
ヒロインも変にけばけばしくてしかもいやらしい性格。
しかも考えなしです。

絵画泥棒をするリメイク版のほうの印象で見始めたので、
主役が銀行強盗を命令したときは、
見ている映画を間違えたかと思いました。
しばらく見ていて間違っていないとわかりましたが、
間違えていないからといって
内容がおもしろくなるわけでもありませんでした。

最初の方で一画面にたくさんのコマを映すという手法は
おもしろかったですが、それだけです。
これはリメイク版のほうが確実におもしろいと思います。

微妙な映画でした。