すごい兵器の制御ソフトを積んだ飛行機が、
悪者の手によって海に沈みました。
でもそれは悪者の計算で、飛行機には仲間が潜んでいました。
その裏切り者は助けに来た仲間と脱出していきます。
とりのこされる人々。
妊婦は産気づき、警官は撃たれて重症です。
そのうち水もしみこんできての大ピンチになります。
けれど救出隊がやってきて、どうにか助け出されます。
一人は死にます。
最後は申しわけ程度にテロリストを撃ち殺しました。
……というようなお話です。
原題は、『沈没』です。
内容はとても微妙でした。
まずは悪者の計画。
飛行機につんだものを奪うために飛行機を海に落とすのですが、
どうして自分たちと積荷が無事でいられると思ったのでしょう。
海面への着水を暗闇で行うことはそれほど簡単なのでしょうか?
考えが甘すぎです。
次に内容も、話としては主役が悪者と戦うのかと思いきや、
ただの脱出スリルものです。
加えてお約束どおり、妊婦は出産が迫って
無駄なピンチを演出しますし、
酸素不足までの時間というお約束のタイムリミットも出てきます。
さらには最後で悪者をロケットランチャーで撃ち殺すところ。
それができるならはじめからそれをやればいいのです。
途中無駄に生け捕りにしようとしたあとで、
爆発で殺してみんなでにっこり。
無駄なシーンと内容が多い気がして、楽しめませんでした。
微妙な映画でした。