0398
2004-09-18
ノー・マンズ・ランド
NO MAN'S LAND
2001年 仏・伊・ベルギー・英・スロベニア
舞台は1990年代で、ボスニア紛争をやっている場所です。
二つの国が国境あたりで争っています。

ある日、道に迷った主役は小競り合いの起こる
国境地点の塹壕にたどり着きます。

そこに相手国の兵士が二人やってきます。
若い兵士と老いた兵士です。
若い方が準主役です。

主役は若い方に軽症を、老いた方に重症を負わせます。
主役は老いた方が死んだと思ったので、体をトラップに使います。

主役は地面にS-マインを設置し、その上に老人兵士を置きました。
これで、敵の兵士が老人兵士の体をどかすと、
設置したS-マインが地面から飛び出し爆発し、
助けに来た兵士など周囲の人間にダメージを与えるのです。
けれど、老人兵士は生きていました。
老人兵士が動けば、みんなひどい怪我を負うことになります。
そのため、みんなで協力します。

そのうち準主役の方に援軍が来て、
準主役は去っていこうとしますが、
主役は準主役を撃ち、行かせないようにします。

困った準主役側は、マスコミを利用して世論を動かし
国連軍を間に入れます。
国連軍が来ますが、地雷撤去は難しく、断念します。

そんな中、主役は準主役を撃ちます。
国連軍は主役を撃ちます。

地雷撤去はできませんでしたが、みんなで塹壕から去ります。
塹壕には生きている老人兵が残されました。


……というようなお話です。

同じ名前で、まったく別の映画があるので注意です。

ぎすぎすしていて、なかなか戦争っぽい感じが出ていました。
状況も皮肉っぽく、監督はこういうものを描きたくて、
この映画を撮ったのだろうと思えて好感が持てました。

映画らしい映画で、けっこうおもしろかったです。