0399
2004-09-18
モリー先生との火曜日
TUESDAYS WITH MORRIE
主役は有名人の男です。
けれどいろいろ忙しく、恋人から別れを告げられます。

ある日、テレビで恩師を目にします。
恩師は難病にかかっていました。死ぬ病気です。
かつて恩師に学んだことを思い出し、会いに行きます。

死を間近にひかえ、恩師は主役と火曜日に会い、
いろいろなことを伝えていきます。

主役はいろいろ学びます。


……というようなお話です。

見終わってから、ノンフィクションだと知りました。
でも、ノンフィクションに何の意味があるのでしょうか?
それぞれの設定をノンフィクションで固定するせいで、
意味のないものができてしまうより、
立ち位置や行動などを変えてフィクションにしても、
映画の話や内容に説得力をもたせたほうが
よっぽど意味のある映画になると思うのですが、
作り手の頭は理解できません。

この映画を見て思ったのは、説明が甘いということです。
恩師は筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気なのですが、
作り手はALSのことを知らないのではないかと思いました。

先生がどうして人工呼吸器をつけずに自発呼吸で死んでいくのか、
自分の生き死にを決める重要なその場所が特に語られず、
見ていて納得できませんでした。

でも、全体で見た場合、大筋の話はよかったので
結構おもしろく見られる映画だったと思います。