舞台は1970年代のアメリカです。
主役は家族のある男です。
主役はそれなりに裕福ですが、満たされず、
隣家の婦人と不倫しています。
主役の妻は店で盗みをしたりしています。
主役のこどもたちも隣家の夫婦も腐っています。
そのうち、主役は隣家の浮気相手に捨てられます。
さらに、隣家で盛る自分の娘をつかまえて戻ったので
妻に浮気もばれます。
その後、主役夫婦はパーティーに出ますが、
それはスワッピングパーティーみたいなものでした。
かつて不倫していた隣家の婦人が別の男と去るのを見て
主役はショックを受けます。
不倫妻の夫は、妻の不倫を知ってショックを受けます。
そのころ主役の娘は隣家に行き、性行為に及びます。
隣家のこどもの一人は外に出かけ、切れた電線に触れて
感電死します。
主役は帰り道に隣家の子どもの死体を見つけます。
隣家に知らせます。死んだ子どもの親は悲しみます。
主役は出かけていた自分の息子を、家族三人で迎えにいきます。
全員生きてそろって感慨に浸ります。
……というようなお話です。
映画『セックスと嘘とビデオテープ』を思い出すような、
アメリカ人が好きそうな、退廃的というか意味がないというか、
ばかばかしいというかなんというか な映画です。
はっきり言ってわたしには意味がわかりません。
これを映画にすることでなにがしたかったのでしょうか?
最後の場面で、息子の死を知りながらも
浮気相手に走って、やっぱり恋を取る、などとなれば
フランス映画として終われただろうと言うくらいの、駄作です。
二度と見たくない映画です。