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2004-09-28
アイス・ストーム
THE ICE STORM
舞台は1970年代のアメリカです。
主役は家族のある男です。

主役はそれなりに裕福ですが、満たされず、
隣家の婦人と不倫しています。
主役の妻は店で盗みをしたりしています。

主役のこどもたちも隣家の夫婦も腐っています。

そのうち、主役は隣家の浮気相手に捨てられます。
さらに、隣家で盛る自分の娘をつかまえて戻ったので
妻に浮気もばれます。

その後、主役夫婦はパーティーに出ますが、
それはスワッピングパーティーみたいなものでした。

かつて不倫していた隣家の婦人が別の男と去るのを見て
主役はショックを受けます。
不倫妻の夫は、妻の不倫を知ってショックを受けます。

そのころ主役の娘は隣家に行き、性行為に及びます。
隣家のこどもの一人は外に出かけ、切れた電線に触れて
感電死します。

主役は帰り道に隣家の子どもの死体を見つけます。
隣家に知らせます。死んだ子どもの親は悲しみます。

主役は出かけていた自分の息子を、家族三人で迎えにいきます。
全員生きてそろって感慨に浸ります。


……というようなお話です。

映画『セックスと嘘とビデオテープ』を思い出すような、
アメリカ人が好きそうな、退廃的というか意味がないというか、
ばかばかしいというかなんというか な映画です。

はっきり言ってわたしには意味がわかりません。
これを映画にすることでなにがしたかったのでしょうか?

最後の場面で、息子の死を知りながらも
浮気相手に走って、やっぱり恋を取る、などとなれば
フランス映画として終われただろうと言うくらいの、駄作です。

二度と見たくない映画です。