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2011-12-28
推定無罪
PRESUMED INNOCENT
1990年 アメリカ
主役の男は検察の人間です。

ある日、主役の同僚である愛人が殺され、
主役はその犯人として挙げられます。
主役が犯人である証拠がいろいろあるようですが、
主役はやっていません。

そこで主役は調査を開始します。

殺された女性は、判事の汚職などの調査もしていたとわかります。
主役や女性の上司と不倫していたともわかります。
ほかにも動機をもつ人はいるようです。

主役は検察側の人間を疑いますが、途中で覆されます。
主役を犯人にする証拠もなくなります。
そこで主役は無罪になります。

主役を犯人にする証拠は、友人が持ち出していました。
それを処分します。
家に戻ると、工具箱の中には血のついた凶器。

奥さんが犯行を告白しますが、主役はどこにも言いませんでした。


……というようなお話です。

主役は殺人を犯していないと冒頭から示され、
それが最後まで覆されないのはよかったです。

それ以外の人物は、基本的にすべて裏の行動がありました。
それがわかると、すべてがギャグのようにも見えてきます。

主役がやっていないとしたら、主役の愛人をもっとも殺したがり、
主役の指紋のついたグラスを持ち、
主役の精液を持っているのは誰か、と考えたとおり
犯人は主役の妻でした。
主役の浮気に苦しんだので逆に苦しめたかったそうです。

そのほかは、判事がこういう話には似つかわしくないほど
一般常識を持ち、まともで驚きました。
話もいいところで新事実が出てくるなど、
うまく映画を盛り上げていました。

全体的に見て、意外とおもしろかったです。