主役の男は検察の人間です。
ある日、主役の同僚である愛人が殺され、
主役はその犯人として挙げられます。
主役が犯人である証拠がいろいろあるようですが、
主役はやっていません。
そこで主役は調査を開始します。
殺された女性は、判事の汚職などの調査もしていたとわかります。
主役や女性の上司と不倫していたともわかります。
ほかにも動機をもつ人はいるようです。
主役は検察側の人間を疑いますが、途中で覆されます。
主役を犯人にする証拠もなくなります。
そこで主役は無罪になります。
主役を犯人にする証拠は、友人が持ち出していました。
それを処分します。
家に戻ると、工具箱の中には血のついた凶器。
奥さんが犯行を告白しますが、主役はどこにも言いませんでした。
……というようなお話です。
主役は殺人を犯していないと冒頭から示され、
それが最後まで覆されないのはよかったです。
それ以外の人物は、基本的にすべて裏の行動がありました。
それがわかると、すべてがギャグのようにも見えてきます。
主役がやっていないとしたら、主役の愛人をもっとも殺したがり、
主役の指紋のついたグラスを持ち、
主役の精液を持っているのは誰か、と考えたとおり
犯人は主役の妻でした。
主役の浮気に苦しんだので逆に苦しめたかったそうです。
そのほかは、判事がこういう話には似つかわしくないほど
一般常識を持ち、まともで驚きました。
話もいいところで新事実が出てくるなど、
うまく映画を盛り上げていました。
全体的に見て、意外とおもしろかったです。